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No.84/オススメの1冊:科学がつきとめた「運のいい人」(2024.03.24)
こんにちは、くのてつです。
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自分の読書備忘録も兼ねて、僭越ながら毎週日曜日はオススメの1冊を紹介させていただいています。
今回の1冊はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1711288857701-RWVSs8X29J.png?width=800)
中野信子さんは言わずと知れた脳科学者の方です。
これまで科学で「運」というような実体のないものを語ることに違和感があり、こういう類を知らないうちに避けていたように感じます。
知人にススメてもらって読んでみると、どこか納得できたというか、自分の思考が偏っていたな・・・と反省させてもらえた一冊でした。
そんな本書からの学びを整理します。
運を生かすも殺すも自分次第
運・不運というのは、だれの身にも公平に起きていて、その運をどう生かすかに少なくとも人は主体的にかかわっていける、
自分たちが「運がいい」または「運が悪い」と思うことは、脳のメカニズムに左右されているのかも知れません。
脳は善いこと、悪いことを判断することはできないと言います。
ですから、「善い」思考でマインドセットできればその思考がより強固になり、「悪い」思考でマインドセットすればこの思考がより強固になる訳です。
そうであるならば「善い」方がいいに越したことはありません。
実際はランダムなのに、悪いことが続けば運が悪いと勘違いして捉えてしまうのが人間です。
これが偶然だと受け入れることが難しい、ということですね。
その事実を理解して、ポジティブに捉える、無理矢理にでもプラスの言葉で言い聞かせる、そんなアクションで運を掴んでいけるのではないでしょうか。
自分を粗末にしないこと
つまり、自分を粗末にせず、自分を大切に扱う。 他人を敬うのと同じように、自分自身を敬うのです。
本書を読んで一番と言ってもいいくらい自分が感銘を受けたのはこの表現でした。
この表現に出逢えたことだけでも、本書を手に取った価値があったと思っています。
日本人は謙遜する方が非常に多い・・・というか、国民性というか、それを美徳と捉えるような文化があります。
でも、本当の美徳は「謙虚」であって、「謙遜」する必要はないのではないか?と思ったりします。
無駄にへりくだる必要はないと思うんですよね。
それがまさに「自分を粗末にしている」ことと、イコールであると感じます。
自身が付き合う人を考えた時に、自分を卑下したり、粗末に扱う人がいいですか?と問われると誰もが「No」でしょう。
それが答えなように感じますね。
いい加減のススメ
いい加減な人は、会社の価値観とズレている部分もあるかもしれませんが、自分の価値観で行動しています。自分のやりたいことももっています。自分で自分を「殺し」ていないから、他人からも「殺され」ないのです。
自分は「いい加減」とか「適当」という言葉、表現が大好きで、積極的に使っています。
もちろん誤解のないようにですが(笑)
これと真逆が「真面目」というか「融通が利かない」ということだと思います。
これも捉え方かも知れませんが、「いい加減」ということは「それに適した力加減」であるということです。
自分はそれが「余白」とか「幅」を生み、何か起こった時の臨機応変さや流動性を生むと考えています。
これができるからこそ、チャンスを掴むことができるのではないでしょうか。
自分の中ではこれまで大事にしてきたスタンスを認めてもらえたように勝手に思っています(笑)
自分は運のいい人間だと思えばそうなる。
シンプルにそう捉えてるだけでもいいかも知れません。
それでいいんだよ、と優しく寄り添ってくれる一冊だったように感じます。
明日も「自分を大切」にして「いい加減」にやろう!
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