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レビュー「米津玄師/vivi」マザーグースとルート66から米津さんの想いを考える。




(※このレビューはあくまでも個人の感想(および妄想含む)です。)


見れば見るほど、味わい深く謎も深まります。

※ハンプティダンプティみたいな「僕」のことを、ここでは便宜上「ロボ」として書いています。


viviはマザーグースのABCソングみたい!?

ハンプティ・ダンプティのようなロボ。
私はあまりよく知らなかったが、ハンプティダンプティはマザーグースにでてくる歌の一つだという。
マザーグースを調べたところ、有名な歌の一つにABCソングがあった。(これは私でもよく知っている。)
もしや、と思い、viviを英訳した歌詞を拾ってみると、、、
推測だが、この楽曲には、AからZまですべてのアルファベットを頭文字とする単語を用いて構成されている。
もちろん、英訳によって異なるので多少あれ?というところもあるかもしれないが、それはそれでよしなにお願いします(笑)

※ざっくりと拾っています。日本語対応表は割愛します。

A ashes
B birds,bronze 
C caribou,children
D dancing
E even
F forget,flies,falls
G goodbye
H heart,help
I I
J just
K (kiss) ※歌詞はないけれど、MVのイラストから。
L lies,love,letter,legless
M melting
N need,noisy,news
O once,out,one
P perfect ※丁度のもの=完璧なものと訳す場合。
Q quietly
R restless
S sort,single
T tomorrow,today
U unclear,us
V vivi,vanishing
W words,way
X xanthic ※琥珀=黄色と読み替え、amber以外の単語を使う場合。
Y you,yet
Z zone ※街を区域と読み替えた場合。(立入禁止区域を訳した場合を想定。)


楽曲制作に込める米津さんの想いとは…

過去記事でも書いたがルート66はマザーロードと呼ばれることもあるらしい。
マザーロード(Mother Road) 
マザーグース(Mother Goose)
両方ともMother(母)が入っている。
この共通点から見えるものとは一体なんだろうか。

母といえば、日本語でも英語でも「生み出すもの」、「起源」を意味することもある。
また、「母なる大地」、「母なる地球」などの言葉にも表れるように「生命の根源」と言い換えてもいいかもしれない。

これまで米津さんの楽曲に関する記事を書いてきた中でも思ったことだが、母や生命(あるいは生死)を想像させる曲は多い。

インタビュー記事やラジオなどで米津さんの想いと、これらの楽曲から私が想像することは、このようなことだ。

米津さんにとって作品は、いわゆる母子の関係のようでもあるのかなと思う。米津さんが生み出す人=母で、作品は子という関係だ。

・また、米津さんが子の立場として考えるなら、それまで守られてきた環境や慣れた場所(母親)からの自立、旅立ち、成長という意味もあるかもしれない。


何にせよ、毎回、作品の奥深さに感心してしまう。
インタビューや記事を読んだり聞いたりしても、例えばタイアップやテーマ曲だったら、依頼元の企業や元になるドラマ、映画の原作やそこに携わる人に対してそこまで想いを汲んでいるのかとびっくりする。
そういう米津さんによって生み出された作品の数々に出逢えたことに感謝しながら、今日も米津さんの曲を聴いている。




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