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ポルトガル個人旅行 〜自分で旅程や宿を決める自由【元外交官のグローバルキャリア】

フランクフルトを経由してポルトガルに行ってきました。現地でオプションツアーを申し込む事も検討しましたが、結局自由気ままな個人行動となりました。個人旅行準備のご参考になれば幸いです。

「旅の価値はその不安にある」- カミュ
(Ce qui donne du prix au voyage, c'est la peur.)

「ひとは到着するために旅するのではなく、旅するために旅するのだ」 -  ゲーテ
(Man reist ja nicht, um anzukommen, sondern um zu reisen.)

ポルトガルは北部のミーニョ地方のワイン畑の中にあるブティックホテルで4泊ほどゆっくりしました。そこから近郊のコインブラを訪れました。一旦レンタカーを返却して、ボルトの街中に2泊しました。ポルトからリスボンは3時間の列車移動としました。あいにく前の列車で人身事故が発生して6時間の旅となってしまいました。
リスボンからシントラも訪れ、最初はバイシャ地区のアパルトメント最後の3泊はスペイン系のブティックホテルに泊まりました。インスタもぜひ見てください。

旅程の決め方

ポルトガル、と行き先を決めた後は、その土地を訪れた人から直接話を聞いて参考にしました。まだ地名もわからない段階で、お話しを伺ってメモを取っておきます。
パック旅行の広告から旅程も参考にして計画を立てます。個人旅行は名所を回るという意味では効率が悪いです。事前準備や事前手配にも時間がかかります。その苦行がまた良いのです。

宿選び

まず、自分が行きたい都市の泊まりたいと思う宿をネットで調べるところからスタートです。ホテルはキャンセル規定が緩いので早めに、重複してでも予約できます。i-escape とAgoda を利用しています。写真や情報に統一性があって比較しやすいので、公式サイトと行ったり来たりをしてホテルを決めます。評価数や評価内容も読み込んで予約します。

予算にメリハリをつけて宿泊先を選びます。ホテルの所在地と訪問したい観光地との兼ね合いで考えます。ポルトガルでの最初の宿は広大な葡萄畑の中の、インテリアデザイナーのオーナーが設えた部屋です。今回一番気に入った滞在です。

宿の利便性

旅の途中で洗濯機付きのアパートメントも盛り込むようにしています。
風情があるのは小さなホテルですが、何かと手配が楽なのはチェーン系です。フランクフルトでは到着日とポルトガルへの出発前日は安易にエアポートホテルにしてしまいました。

航空券手配

並行して航空券の確保です。1日ずらすだけで料金が変わる事もあるので、Expedia でだいたいの航路を選んでから航空会社の公式サイトで予約します。そうすると往復で座席クラスを変える事もできます。往路はプレエコで夜行便の復路はビジネスにしたり、東回りを身体に負担がかからないようにランクを上げたりします。エコノミーとビジネスという組み合わせは出来ません。

ステイタスでOne Worldに縛られがちですが、米国行きでデルタを使うこともあります。デルタのDelta Oneは他のビジネスよりちょっとお得です。完全180度フラットではないのですが、個室形式プライバシーは保てるのでストレスが少ないです。ラウンジでの士気が高くて、羽田発のチームワークが良いように感じます。

日系航空会社の機内設定温度は22°から24°なので慣れていないと機内で暑いという珍しい事態に陥ります。普通は寒さや冷え対策の首元のスカーフや腰が冷えない服装に気を使いますが、JALに乗る時には薄着にします。

JALのビジネスクラスを予約する場合は絶対に窓際が良いです。夫婦で列を変えて窓際で帰ってきました。そうでないとせっかくのビジネスなのに、パーティションが開いたままでプライバシーがないのです。

旅行保険とたびレジ

個人旅行の要は、危険にあわないようにする事と何か起こるかもしれない事を前提に旅行損害保険に入っておく事だと思ってます。

旅行保険はクレジットカードの付帯条件を確認して、航空券を買うことが条件かどうかに気をつけます。
予期せぬ事故や災害に巻き込まれないように、外務省の「たびレジ」に登録してから出発する事をおすすめします。旅行期間中に海外安全情報もメールで受け取れます。
海外安全虎の巻という冊子もあります。

旅券の紛失

旅券の紛失に備えるのであれば、旅券の写真とパスポート写真があると万全です。一度バルセロナ出張中に、レストランで深夜にハンドバッグを盗まれた事がありました。その時に外務省の大先輩が素早く、渡航証明書のための写真撮影から警察での被害届提出、領事館での渡航証明発行の一連の手配を嫌な顔一つせずに付き添ってくれました。感謝してもしたりない思いです。

ガイドブック

今回久しぶりにるるぶのガイドブックを購入して、大正解でした。冊子は全体像が見渡せてすぐにページを巡って調べられるので便利です。携帯に頼りがちですが、宿泊先の情報など印字して持っておくようにしています。この機に再度、携帯を紛失した場合に備えた紙媒体での情報管理を徹底しようと思います。

次は便利な持ち物などについて書いていきます。よろしければぜひスキやフォローをお願いします!

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