所感諸々。18
みなさま、いかがお過ごしですか? お変わりないですか?
前回の投稿で、「お金のない世界が成立しちゃうかもね」なんて結びにしましたが、世界の経済学者達も『経済』『資本主義』等の既存の価値観で今後のことを語るのは難しい様子です。
そんな感想を持っているだけで、専門的な知識もないので検証はできません。悪しからず、ご了承ください。
そう、専門家は専門的知識を持っている人へ向けて話していることが多いのですが、言葉を駆使していることには変わりがないので、雰囲気で感じ取ります。この人は何を伝えたいのかな?先の見えない状況を怖がらせたいのか、いくらでも変革することが可能な自由な未来を提示しているのか。
目の前で起きている事象をとらえているこの人間・個人は、そりゃぁ千差万別です。
ひとつの赤いリンゴが目の前にあって、ふたりの人が同じリンゴを見ています。同じ形をとらえていること、赤い色であること、切ったら白い果肉が現れること、経験で知っています。イメージは共有できます。
が、同じ赤を見ているのかどうかを立証するのは難しい。
もしかすると、Aさんはすこし青みがかった赤と感じているのかもしれない。Bさんは黄色味がかった赤と感じているのかもしれない。
この差は、個体差で生じている場合もあるでしょう。では、個体差はなにから生じるのでしょう。遺伝子?生活習慣?
サイエンスは絶対的な答えではないと、思っています。疑問を明らかにするための手段です。答えはテクノロジーの発達とともに変異する可能性を孕んでいます。歴史もそうです。テクノロジーの発達とともに変異します。
恐竜は実はカラフルな生き物だった。羽毛が生えていたかも。聖徳太子と厩戸皇子は同一人物ではなかった。
歴史って変わるもんだなんて教わってきないから、大人になって「違ったかもー」といわれてズッコけましたよ。
でも、ちょっとホッともしました。『絶対』とするものは、そんなにたくさんないんだと。
だって、人間が人間である第一の重要ポイント『脳』についてだって、完全に解明されているわけではないんです。だから、不確定要素がたくさんあっもいいんです。
そんなん言ったら、生活立ち行かないよ。明日をもしれない状態になったら、生きるためには盗みだってするよ、人から奪うよ。実際、心配になってきたよ。
そうですね、アタシもそう思っています。
現代社会においては、こういう時のための政治でしょ?舵取る人を選挙で選んで、国民に代わって働いてくれる人を選んだよ?
え?本当に?
国民の半分以下しか、投票に行ってないってニュースでやっていたけど、あれフェイクだったのかな? 311なんて大きな災害起きたのに、原発の事故起きたのに、そのあとも各地で災害があって、選挙行かないと、ちゃんと国民の声届けてくれる人、国会に送り込まないとって行動したはずなのに。みんな政治に興味ないんだね、やっぱり。こんなに頑張ったはずなのに、成果が得られないなら、やってもやらなくても一緒じゃん。アタシ一人頑張っても、しょうがないじゃん。
え?本当に?
選挙管理って、どうやっているの?誰があの場所にいて、公正に行われるように見張っているの?確か授業では自治体の人が絡んでるっていってなかった?公務員だけ?町内の人関わっていたりしない?あれ、アタシの住んでるマンションの理事の人って、どこに住んでるの?管理会社が調整してくれるからいいんじゃね?隣の人のこともよく知らないし。
え?本当に?
何も知らなくても、なんとなく知っている程度でも、今まで安全に生きてこられました。有り難いことです。在り難いことでもあります。
生きてきている中で、生活していくうえで、安心して安全に過ごしてくることができたのは、様々な人たちの努力のおかげです。戦後、高度成長を遂げ発達した技術を使い、発達した医療で不治といわれていた癌もサバイブ出来るようになってきました。サービスも多岐に渡り、悩まなくてもいいぐらいに親切に取り揃えてくれる方たちがいて、それが『当たり前』になっていました。
そう、考えなくていいように。余計なことは考えなくていいように。
また、『イメージ・印象で感じている』ところへ戻りますが、この国のエラい人たちは、余計なことを考えなくていいようにいろんなことを整えてくれていたようですが、いつの間にか自分たちも深く考えることをやめてしまっていたようです。
歴史の偉人たちは、いつも未来にむけて思考を巡らせていたように思います。今より不便だったから?ハングリー精神があるから?
そうでしょうか?
昔のことは確かめようがありません。
自分自身の経験・体験は、間違いなく存在するものです。アタシがこの世から居なくなるまでは、存在し続けます。アタシがいなくなった後は、アタシと関わった人の記憶の中で存在します。それが続いていくと、いずれアタシを記憶した人はいなくなります。記録媒体が発達した今、その媒体が劣化しない限り存在できる場合もあります。でも、そこに外部から手を加えられていたら?何かを操作するために、都合よく書き加えたり、ねつ造していたら?(技術の発明や革新、芸術で人々の心を奪うような素晴らしい作品を残した偉人はこの中には含めません)
『パラダイムシフト』なんて言葉が登場しだしました。今までの在り方では、身動きが取れないのは『自明の理』です。法治国家であるから、権利を主張することも大事です。批判ばかりはいただけません。
だって、「見て」てわかるでしょう?諸々の意思表明が遅いかもしれないけど、疲れ果ててるの。犬を抱っこして優雅にティータイムこいてた頃とは様子が違ってきているの。やり方が悪いのか、陰で努力しているのか。わかりません。だって、見えないようにわからないようにっていうのをデフォルトにしているんだもの。一方、マフィアの親分みたいな国のお財布を握ってるおじさんは、暢気な態でいますけど。
だから、自分たちで出来そうなところから、やっていきませんか。
例えば、世界的に経済が滞る。貿易だっていつストップするかわからない。全世界「鎖国」になったら、食料自給率の低いこの国はどうなるのか。今までなんとなく大丈夫でしょう?とかまえていたことが揺らぐ可能性があるのに、『種苗法』を改正しようとしていること。
待って!待って!いまそれする必要ある?そんなの審議する時間止めて、落ち着いてからやってよ。だって、そもそもの『種苗法』ってよくわからないんだから、そこから説明してよ。てか、説明も後でいいよ。目の前のことをどうしていくのかに時間を使ってよ!
って、声を上げることも『家の中』で出来ます。
今の世の中、抗議デモって集まらなくても、ネット上で出来ます。
長々書いてきましたが、なぜ自分で調べる、考えるということを述べてきたかというと、友人の義母がALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、在宅介護の準備をするにあたり、何から着手したらいいのかと相談を受けたことがきっかけです。
ちょうど介護の勉強(介護職員初任者研修)を受講していて、少しは知恵がついてはきてはいましたが、ALSについては名前を知っている程度。ネット上、または伝手を頼って情報をかき集めました。方々へ駆けまわることをせずとも情報が得られる、便利な世の中で本当によかったと感じました。
ネガティブな情報を追っかけていたら、そりゃ疲れます。でも、誰かのためになること、ひいては自分のために、いえ自分の未来のためになることをネット上で探すことは、自分の根っこを育てることにつながりそうだと思いませんか?
楽しいことだけ追っかけていても、全然いいんです。アタシなんか料理のサイトでレシピを眺めていると、作ってあげる相手もいないのに妄想ばかり膨らみます。見てるだけだと動かないから、そこまで豪華じゃなくても自分ひとり消費できる分を作ってみようと、料理をしてみます。味見をしながら、レシピ通りじゃなくこの調味料足したいな、ってなって、オリジナルなものになったりします。充分クリエイティブだと、自画自賛です。
ネットサーフィンって、いま死語ですか?いい言葉だと思うんだけどな。情報の波を自分の意思を持って乗りこなす。必要なものを取り入れて、不要なものは大胆にカット。目からウロコ。もしくは持論に自信を持てたり。
様々な事情で完全に巣もりできない方もいますが、家に居られる方は、自分が家族や友人などの大事な人に何がしてあげられるかなって、考えてみてください。利他の精神で。母の日も近いことですし。
最後に、人工呼吸器を必要とする難病の方たちもいます。ALSは突然発症がわかるものです。病気が確定するまでに時間もかかります。確定してから間もなく人工呼吸器が必要になることがほとんどです。
今、私たちが対峙しているあの厄介な目に見えない敵に、重症化へ追い込まれてしまった場合も人工呼吸器が必要ですが、奴には手洗い・うがい、密集しないことで対抗できます。『予防』できるんです。もう罹患しているかもしれないけど、集まったりしなければ拡げることにはならないんです。
お願いします。『STAY HOME』『KEEP SAFE』
お目汚し、失礼いたしました。
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