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#41 キュン~2019年 誕生の春 vol.1

この記事を何としても日向坂東京ドームライブまでに間に合わせたかった。
東京ドームへの道は「走り出す瞬間」ツアーから始まったが、その道の途中での大きな転機だからである。

日向坂の歴史は「ひらがなけやき」から続いてはいるが、やはり改名すれば新しいグループとなる。

クニラはその切り替え時のドタバタも肌で感じているし、現に見ている。

例えば渡邉美穂の写真集「陽だまり」のお渡し会やラグーナの3Dシアターの看板入れ替え等、この時期、「ひらがな」で進んでいた全てのものを急遽「日向坂」に変更しているからだ。

ライブ本編を書く前に、クニラが「おひさまへの道」で綴ってきた数々の妄想記事を完結させなければならない。

何故、「ひらがなけやき」は改名したのかである。

まずは、とりあえず直近の記事を参照下さい。
「ジョイフルラブ~2018年 最後の冬 vol.1」
「ジョイフルラブ~2018年 最後の冬 vol.2」
「ジョイフルラブ~2018年 最後の冬 vol.3」

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この話の始まりは、長濱ねるの欅坂46への加入と、それにともなった欅坂46の選抜制への移行であった。

最終審査を受けていない長濱ねるを欅坂に加入させるには、アンダーグループつまり「ひらがなけやき」を作り、一旦はそこに加入させ、そして、将来的に選抜制へ移行すると言う、運営の一石二鳥的な考えれから端を発している。

そして、それにNOを突きつけたのは、欅坂の絶対的センターであった平手友梨奈であった。

運営は長濱ねるを漢字欅専任にすると言う力業で難局を乗り切るも、困ったのは、取り残された「ひらがなけやき」の処遇であったであろう。

考えられる方法は以下の4点。

①「ひらがなけやき」ごと、漢字欅に組み込む。
この場合、漢字欅の人数が多くなり過ぎるため、どうしても選抜制にしなければならないが、それは平手に拒否されている。
ましてや、平手が選抜制を拒否する理由は欅坂21人の運命や絆であり、故に純血に拘っているのだ。

②解散や自然消滅。
この手もあるが、これをするには、もう少し「ひらがなけやき」の人気がない状態じゃないと難しい。少なくとも地下アイドルよりは人気があるのだ。

③独立してシングルデビュー。
②とは逆に、この手を打てる程、この当時の「ひらがなけやき」に人気はなかった。

④飼い殺し。
結局、運営はこの方法を選んだ事となる。
欅坂の将来の選抜制を睨んで、人材ストックグループとしても良いし、なんなら③の方法に移行したって良い。

結果的に「ひらがなけやき」は、彼女等の頑張りで④から③に移行出来たのだが、そうであっても所詮「ひらがなけやき」である。
独自の色は出したとしても、「けやき坂」を名乗る以上は、結局、漢字欅のアンダーでしかない。

そうであるならば、自ずと「改名してデビュー」と言う考えに至りそうではあるが、実はそうではない。

運営の念願は、欅坂のこの先10年を考えての戦略。選抜制への移行なのだ。

何故、運営は選抜制に拘るのか?

アイドルビジネスにおいて、瞬間最大風速は獲れても、風を継続させるのは難しいからである。
その為、風を吹かせ続ける為に必要なのは、世代交代を如何に上手くやり、そのグループを一線で長く続けられるかれるかが重要なのだ。

アイドル個人の旬は短く、永遠ではないのだから。

これまで、世代交代を成功させたのは乃木坂46しかいない。
欅坂46のお姉さんグループなのだから、それに倣っての選抜制への移行は、運営として当たり前の事なのである。
(ハロプロでもAKBでもグループは続いているが、世代交代の為、いつのまにか世間には届かなくなってしまった)

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ここから完全なクニラの憶測であるので注意が必要である(ってか、全て憶測なのだが)

そこで運営が考えた奇策。
それが「W-KEYAKIZAKA」構想だ。
スーパー欅坂と言っても良い。

要は、漢字欅(2期生をセンター)と「ひらがなけやき」をシングルデビューさせた上で、更に漢字と「ひらがな」から選抜したメンバーで「KEYAKIZAKA46」としてシングルを出す構想だ。
もちろんセンターは平手友梨奈である。

これなら「ひらがなけやき」もデビュー出来るし、欅坂も世代交代が出来る。
形は違うが選抜制への移行でもある。
一石三鳥の構想である。

妄想とは言え、我ながら悪くない発想だが、現実には「W-KEYAKIZAKA」構想は成らなかった。

何故なら、それすらも平手は拒んだと言う事である。

誰が悪い訳でもないが、平手と言う特異なアイドルを生み、その瞬間最大風速の強さが忘れられない為に、平手にしがみついた、欅坂46運営の罪であろう。

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これで「ひらがなけやき」の存在意義は失くなった。

「けやき坂46」としてデビューさせる意味もないし、そもそも「欅坂」名義のグループは、混乱するだけで2つもいらない。

「ひらがなけやき」の役割は完全に終わったのだ。

「ひらがなけやき」に人気がなければ、おそらく解散だったろう。
ただ、この当時の「ひらがなけやき」の人気や、ファンからの指示は、欅坂にも劣らないレベルに成長しているのだ。

残された道は、ただ1つ。
そして運命の2019年2月11日を迎えるのであった。

つづく。

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