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季節のお便り#3月

2022年3月の季節のお便りをお送りします!

「三寒四温」という言葉があるように、温かい日と寒い日を繰り返しながら、徐々に気温が高くなっていく3月。

柔らかい日差しを浴びて木の芽が少しずつ膨らみ、つくしが頭を出し、虫たちが地上に這い上がってきます。季節が陰から陽に切り替わり、日に日に重いコートを脱ぎ捨てて活動的になっていくのを感じます。

苦味のある野菜を上手く使って疲れが溜まる前に解毒を促してください。

桃の一年「摘蕾」

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桃の花は、最終的に収穫する実の数の30倍~40倍咲くと言われており、花が咲くために必要な養分は、前の年の秋に枝や根に蓄えたものでまかなわれています。

そのため、開花前の2月下旬〜4月中旬に不必要な花芽を摘み取り、開花の際に養分の浪費を防ぎます。また、株や根への負担が減り、翌年以降の成長にもよい影響を与えます。桃は生育時期が短いため初期の生育が最終的な出来に影響を受けやすく、果実の肥大を促進させるために大切な管理作業です。

摘蕾のやり方は様々ですが、1ケ所に2〜3蕾が集中しているものは大きな蕾を1蕾残し、上向きの蕾は手や剪定バサミで取ってしまい、下向きの蕾を残します。

根気のいる作業ですが、良質な桃を作るための大事な事前準備です。

「桃の木オーナー制度2022」申し込みありがとうございます

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2月より1本の桃の木を複数人でシェアする桃の木オーナー制度の募集を開始しました!お陰様で申し込み締切、募集追加をした品種もあり反響をいただいています。

4月中頃には桃のお花見会を実施する予定で、オーナーの木もここでお披露目をします。桃ができるまでの過程や生産者との繋がりをつくるオーナー制度を通じて、桃をテーマにたくさんの景色をみてください。

若干名お申し込みを受け付ておりますので、詳細はHP「国見町桃の木オーナー制度」からご確認ください。

季節を楽しむ

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昨年秋からネット販売を開始した、女性農家6名で構成される「国見かあちゃんズ」のお野菜便「何これ。はっぴぃーセット」。当たり前のように化学肥料を使わず、「家族やお客様が安心して食べられるように」という想いで大切にお野菜を育てられています。

お米や果物、定番の野菜からあまりスーパーで見かけないような珍しい野菜が入っており、旬のお野菜を楽しむことができます。レシピ付きなのも嬉しいポイント。最近はおまけも多く、毎月届くのが待ち遠しくなっています。

3月の旬のお野菜

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新玉ねぎ

3〜4月頃に出荷される早取りのたまねぎの総称です。表面の皮が薄く、苦味が少なくみずみずしいのが特徴。通常収穫後2〜3日で乾燥処理を行わずに出荷されるため傷みやすいですが、水にさらさなくても生で食べられます。

サラダやオニオンスライスでシャキシャキとした食感を楽しんでみてください。加熱する場合は、新玉ねぎに含まれる硫化アリルが熱に弱く、栄養を効率よく摂取するためには、サッと炒める程度にするのがおすすめです。

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菜の花

春先に明るい黄色の花を咲かせます。ビタミンCの含有量は野菜の中でも多く、免疫力向上や美肌効果を期待できます。また、抗酸化作用を持つ成分も豊富なため、老化防止やガンなどの予防にもつながります。

ほろ苦さがクセになる大人の味。菜の花を塩茹でし、水気を切って1㎝幅に切り、ご飯・桜エビ・お出汁などと一緒に混ぜると春らしい華やかなご飯になります。油菜と呼ばれ、品種によっては油の原料にもなります。

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