【レポート】6/25「桃の木オーナーモニター募集説明会」
6月25日に桃の木オーナーモニター募集説明会を実施しました。
当日は、5名の方に参加をいただきました。
事前説明会に参加できなかった方にも、当日の内容がわかるようにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
はじめに
オーナー制度のコンセプトと運営事務局の紹介を行いました。
運営事務局であるクニミノマドでは、「暮らしと文化とつながりをデザインする場所」として、国見町の地域や人々との多様な関わりを生み出し、継続的に関わり続けられる仕組みを作ることで、町との関係人口創出に取り組んでいます。
具体的には、地域資源を活かしながら生産者の背景に触れるイベントや、さらに継続して町と関わることができる仕組みの提供などを行っております。
国見町について
国見町は、福島県最北端に位置し、宮城県との県境にあります。県庁所在地の福島市からは電車で約15分程の好立地。
古くに栄えた宿場町の面影や養蚕住宅だった古民家が残る歴史を感じられる国見町は、4月になると桃の木が一斉に花を咲かせ、桃源郷のような景色を見ることができます。また、肥沃な大地は農業にも適し、美しい田畑が四季折々の顔を見せてくれます。
下の写真は木造2階建、築120年になる養蚕住宅です。福島・伊達地方のこの一帯は江戸時代から大正にかけて、養蚕業が隆盛となっており、生業と大きく関わりながら変遷をしてきました。
入母屋造りの屋根は瓦葺で、作業空間が必要であった養蚕に対応するため広く、光が入る屋根裏となっているのが特徴です。
新型コロナウイルス感染症の流行以前は、探求学習プログラムを実施したり、地域の方との交流の場となっておりました。
他には、国見町の玄関口、JR藤田駅からすぐにある場所に「アカリ Co-Learning Space」という複合型の施設があります。ここはレストラン、無料ラウンジ(休憩・学習スペース)、ライブラリー、シェアオフィス、貸しスタジオが集約されており、デッサン教室やマルシェなどのイベントが開催されます。
1階にはシチリア料理「トラットリア・ダ・マルティーノ」があり、平日のランチでも満席になるほど、町内外の方で賑わっております。
国見町の農業(果物)について
次に、国見町の農業についてです。町の市街地である藤田エリアを囲むように農業が盛んです。
前の養蚕住宅の説明で記載しまいたが、かつて大正期までは養蚕業が盛んでした。しかし、ナイロンの発展により、安くて丈夫な人口繊維が手に入るようになり、需要がなくなってしまいます。
そこで、養蚕に適した家の天井を利用し、あんぽ柿を作るようになります。また、蚕の餌にするための桑畑を活用し、桃を育てることになりました。これが、国見町の盆地の地形にあっており、今では町の主要産業になっております。
あんぽ柿や桃だけではなく、さくらんばやぶどう、りんごなどが町内で栽培せれています。正直、寒暖差が大きいのは人間にとってはしんどいですが、果物にとっては最適です。また、福島県内で一番長い日照時間が果物をおいしく育てます。
桃の木オーナーについて
このプログラムはあらかじめ申し込みを行い、生育過程を楽しみながら国見町の桃を受け取ることができる取り組みです。
今年度は、より身近に桃を感じることができるサービスとなるように、一緒に企画を作っていただけるモニターを募集します。
▽募集要綱はこちら
農家紹介
オーナー制度では、町や生産者の背景について触れ、阿部さんの人柄や桃作りへの思いなどもお伝えできればと思います。遠く離れていても、桃の木や農家さんが身近に感じる存在になれたら嬉しいです。
おわりに
質疑応答と今後の流れをお伝えし、説明会を終了しました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
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