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必要なのはポジティブ思考ではない


ポジティブ思考とかいう言葉を聞くと、ぞわっとします。

「常に物事をポジティブに見ようとしています。」って、いう言葉に結構疑問に思うこともあります。

「ポジティブ思考がポジティブな未来を作り出す」みたいな表面的な文言も、どうなんだろう、、、って思う。どこまでこの意味をかみ砕いているのかなぁ、、、って。

大事なのは、「ネガティブなものをネガティブなものとしてとらえ、そのネガティブが自分にとって一体どういう意味を持つのかを考えること」だと思っている。


結果、それが自分にとってどういう意味を持つのかを自分なりに解釈し、その解釈がポジティブかもしれないし、ネガティブかもしれないし、でもそこで向き合って自分の中にあるものと向き合った結果、未来のプラスになれば、結果それはポジティブに働く。

「ポジティブなところだけ」みたいなのは、本質をとらえていないし、結局同じ壁にぶつかる?って思ったりします。

(あ、明け方の3時30分に書き出しているので、ドストレートに頭の中のものが出てくるかもしれないことを加味して読んでいただければと思います。)


基本引きこもりで、マイペースで、人とはあまり一緒に仕事をしないタイプの私ですが、さすがにというかお陰様で色々な場所と場面で様々な方たちとお仕事をさせていただいている。


そんな中で見えてくるもの、感じるものがある。


「なぜnoteを書くのか?」と時々聞かれる。
「なぜポッドキャストやるのですか?恥ずかしくないですか?」って聞かれる。


もちろん自分の頭の中をさらけ出すのは、決してワクワクだけではない。

こんなこと書いてどうなんだろう、、、
こんなこと言って大丈夫か、、、

そんなことも考える。

でも、書いてみる、話してみる、そしてそれを読んでみる、聞いてみる、と自分の姿が見えてくる。

「なんでこの単語を使ったんだろう。」
「こう書いている私はどういう気持ちなんだろう。」
「この言葉を生み出したのはなんだろう。」
「この言葉は相手にはどう聞こえたのだろうか。」

そんな風に、自分の書いたもの、話したものを見聞きすることで、自分自身を分析している。


その行為そのものが、私自身を成長させたのは間違いない、、、と思っている。


私は仕事は思考が結果を生み出すと思っている。

あえて言うなら、技術ではないし、新しい情報でもない。
(もちろん基本の教育を受け、基本的な技術は持っているという前提ですが)


というと、かなり強く聞こえるけど、言いたいのは技術や新しい情報を最大に生かすための大事な学びがあるけど、多くの人がその学びを通り過ぎている。


仕事は思考によって結果が左右される。

その思考のプロセスを知っていることで、結果が変わる。

それは自分自身の思考もだし、相手の思考も。


多くの人が、「自分は考えている」と思っているけど、その考えのレベル(深さ、広さ、ベクトル)はそう多くも深くもないし、かつ、その思考のプロセスを意図してやっていないので、できるときとできないときが出てくる。

「無意識にできちゃうんですよ、、、」は、聞いていて格好いいけど、「落としどころを考えて、そこに導く。」こともできたらかっこいい。


対人となると、「無意識にやっている。」では人の中にある何か(思い)を動かすことはできない。


どう相手を見るか
相手の何を見るか
どう相手の扉を開くか

トレーナーやインストラクター、セラピストなど人の心と体の現状をより良い未来に導く役割をしている人にとって、自分の道を作るだけでなく、自分を通して相手がその人の道を作るお手伝いをする、ことが大事になる。


それは新しい解剖の単語を覚えても、新しいデータを覚えても、新しいエクササイズを覚えても、新しい手技を学んでも、きっとできない。


大事なのは、自分を通して相手の思考と向き合う、つながること。

そこには必要な学びと知ったほうがいい法則と、進め方がある。


A-Yogaの認定者の多くには、コーチングメソッド(SCMA:Successfull Coaching Method for Athlete)を受けてもらっている。

それによって多くの人が新たなステージで、クライエントさんとの関係を築けるようになっているのを感じている。

相手の感情に振り回されることなく、相手の中にあるものに気づき、自分の中にあるものに気づき、ともに最適な答えを出すために何ができるかを考えられる。そして行動に落とすことができる。


行動が起きない大きな理由の一つに、現状の分析ができていないこと、にある。分析をせずに、様々な角度から確認もせずに「きっとこういうこと」「多分こうだと思う」「この間もこんな感じだったからきっと一緒だと思う」そんな風に結論付ける。

人間の「こんな感じ」は結構いいかげん。

今月、Kyoto MBM Laboのスペシャルポイントゲットイベントは、「野菜の重さを当てよう!」というもの。

ミニカボチャ、すだち、さつまいも、冬瓜の4つから、好きなお野菜を選んで、持ってみてその重量を予測する、というゲーム。

この答えがほんとばらっばらで、、、。
かなり離れている人もいるし、今日は一人一桁の数字まで当てたぴったりさんがいたり、ちょっとの誤差の人もいる。

これは実際にある物の自分が感じた重さだけど、きっと私たちの感覚というのはすべてにおいて結構いいかげん。(良い加減ともいう)


視覚も錯覚だらけだし、触覚だって、味覚だってだまされる。


だからこそ、物事の原理原則を知っていることで、そのブレ、だまされることが少しでも減ると思う。


学びには大きく分けて3つある。

① 情報を知識として理解していく学び。

② 情報を体験を通して理解していく学び。

③ 情報を相手との交流を通して自分の思考を理解していく学び。


多くの人が、自分には知識がない、もっと情報を知らないと、もっと情報を理解しないといけない、、、と思っているから、①や②にお金と時間をかける。

でも大事なのは、①や②の情報を持っている、理解している私が「どういう人間なのか」ということ③。
そしてこれから出会う誰かが「どういう人間なのか」「相手の必要としているものを理解し提供する」ということのために必要な行動を選択できる人①②③。


この土台を持ったうえで、様々な情報、知識を身に着けることで、結果が大きく変わることは、多くの人を見てきて知っている。


SCMAは、トレーナー業界でずっと働いてきた、日本のプロ野球、そしてアメリカのメジャーリーグでトレーナーをしてきた、主人(森本貴義)が、アスリートの結果を導き出すうえでの、トレーナーとしての大事な在り方に気づく場を作りたいという思いと、トレーナー自身も自分の仕事を通して、望む人生を送ってもらいたい、そのための思考法をプログラムとしてまとめたいということからスタートしています。

ビジネスコンサルタントとして業界のだれもが知っていたといわれる、今給黎勝さん、上級ビジネスコーチでありチームコーチングの中心人物でもある、中野達也さん、鴨井啓さん、そして森本の4名が、何度も構想を練り直し、実施後もアップデートをさせ続けてきたプログラム。


この学びを持って、10年過ごすのか。
学びを持たずに、10年過ごすのか。

そこには大きな違いがあるのに、、、って思うのですが、「自分と向き合う」ことの大切さはなかなか伝わらないようで、、、。


枠組みを知ることで、見えてくるものがある。
ぼんやりとしていて、まとまりがない思考に、道ができる。


これまでトレーナーや医療従事者だけでなく、スポーツ業界やフィットネス業界の様々な職種の方も受講しています。(マネージャーレベルの人なども)


コロナで止まっていた講習も、久しぶりに開催します。

今年は、初めて東北(仙台)で開催します。

開催は来月(11月と12月:各月2日 計4日間)

最大10名での開催で、あと3枠空きがあるそうです。


人生の過程のすべてで役に立つ学び。

自分に自信がないと思っている。
目標が定まらない人
自分のビジョンやミッションが見つかっていない人
相手の人の思いの引き出し方を知らない人
問いかけ方を学びたい人
相手の動作、行動を分析整理する視点を持ちたい人
人の夢を応援した人

ぜひ下の文章を読んでみて、一言でも心に届く言葉に出会ったら、ぜひお申し込みください!(今朝の段階で、あと3枠)


以下にWebsiteからの文章の掲載をしています。
Websiteはこちらから!

エスシーマ(SCMA:Successful Coaching Method for Athlete)とは?

これまでアスレティック トレーナーやフィットネス インストラクター向けのセミナー等は身体に関することやトレーニングメソッド、その他身体のケアの方法など現場での指導にすぐに使えるものが主流でした。 REACHでは設立以来 10 年間そういったセミナーやワークショップを数多く開催し多くの方に受講してきていただきました。

しかし、そういったノウハウを効果的に活用していただいている一方でうまく生かし切れていない方もおられるようで、もう一度、一から「成果を上げ続けるトレーナーやフィットネスインストラクター」とはどういった特性があるのかを考えなおしました。

その中で生まれてきたのがSCMAです。

このプログラムはトレーナー・インストラクターが自分の役割を明確に認識し、そのうえでクライアントとの関係性を構築していくメソッドや成果に共に到達するプロセスを考えていく内容となっています。

実際の現場においては同じアプローチは一つもありません。クライアント 1 人 1 人違ったニーズがあり、それに従って何をどのように処方するのかが変わってきます。

ただ、大切なことはクライアントが誰であれトレーナー自身が自分の役割やトレーナーとしての「在り方」を明確にしていてブレない事、成果を手にするプロセスをしっていることが常に成果を手にする重要な要素なのです。

SCMAでは、これまでのREACHのトレーナー達の経験や学習してきたことに加え、日本チームコーチング協会のサポートの受け、ビジネスコンサルタントやNLPトレーナー、ビジネスコーチ等を交えプログラムを作成しました。

トレーナーやインストラクターを一生の仕事としていくうえでそれぞれの方のど真ん中に芯を創りあげるプログラムが出来上がったと自負しています。講習の中では、他のトレーナー達とディスカッションやグループワークを通して互いに吸収し、学び合うことで新たなコラボレーションや強い絆が生まれることでしょう。

では、皆様と共に深い学びの時を過ごせることを楽しみにしています。


SCMA のカリキュラム

趣旨と目的

卓越したコーチングメソッドは、クライアント(顧客)との信頼関係のもとに、現実的で具体的かつ達成可能な目標を設定し、その達成に向けて問題解決や行動を促進するためのコミュニケーションスキルです。私たちはコーチング・スキルはこれからのトレーナーに必要なスキルの一つであると位置づけています。トレーナーの古いパラダイムは「こちらの洞察に従ってもらう」でしたが、これからは「ビジョンをクライアント(顧客)と共有し、共に勝っていくトレーナーのリーダーシップ」が必要です。ということはクライアント(顧客)のコミットメントを呼び起こし、彼らの自発的な目標達成をサポートする効果的なかかわり方が要求されるのです。

本講座を受講することを通して、受講生はクライアント(顧客)の効果性を拡張し、ハイパフォーマンスを発揮するアスリートに成長することができるようになるリーダーとして活躍することになるでしょう。本講座の目的は、トレーナーとしての意識とスキルを学習し、実践に活用することを通して、クライアント(顧客)と共に成果を創り出す卓越したアスリート・リーダーを育成することにあります。

エスシーマ ベーシックコース チャプター(テーマ)

トレーナーの使命とは
トレーナーの持ちたい価値観
クライアントのニーズ
トレーニングのプロセス
パフォーマンスの構造
怪我が起きる構造
ラポールを築く
カウンセリング
動作分析とキャリブレーション
現状認識とトレーニングの共有
クライアントにリクエストする、ルールを作る
トレーニングとアセスメント
自己能力開発計画の策定

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