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スポーツとビジネスは、本当にWin-Winの関係なのか

こんばんは!
最近はめっきり寒くなってしまって、年の瀬を感じる今日このごろ。

今回はスポーツと、それに関連するビジネスや商業主義について書いてみようと思います。

企業ロゴは名誉?

僕も含めて、プロゴルファーとかサッカー選手とか、ユニフォームに企業のロゴが掲載されていることに対して違和感を感じる人は少ないのではないかと思っています。

いまや当然というか、それによって成り立っているという認識が根付いているのだと思います。

だけど、一回いろんな考えを取っ払って、純粋に見るものとして考えた時に、「ぶっちゃけダサくね?」って思いません?

クールなロゴならまだしも、漢字だけのテキストロゴとかが胸にドーンと乗っかっているユニフォームって、お世辞にもかっこいいとは言えないと思うんです。

でも、プロとしてスポーツをやる以上、スポンサーがついていることは大変嬉しいことだし、企業のロゴを背負って戦うことは、名誉なことでもあります。

観客は何を見ているか

試合を見にきているお客さんが期待しているのは、純粋にエキサイティングできる試合内容であったり、目当ての選手のナイスプレーであったり、そうすると企業ロゴがあってもなくても、お客さんには知ったことではない問題です。

スポーツにおいて、人は何に対して感動するのかというところに焦点を充てると、具体的なプレーだったり試合内容もそうだけど、もう少し深堀ると、その過程にある選手たちの壮絶な努力や、挫折と栄光のストーリーなどに想いを馳せることで、感動するのではないかなと思っています。

これってすごくアートの要素と似ていると思うのです。

絵画なども、作品そのものだけでなく、その制作過程や作者のストーリーに想いを馳せることで感動を覚えるものなんだと思います。

裏にあるストーリーと、表にある作品。
アートにおける表としての作品に、スポンサーのロゴのような、ある種の「不純物」は存在していません。

かたや、スポーツはどうでしょう。

表にある作品としてのアスリート、さらにそのアスリートの表現舞台であるスタジアムには、仰々しいほどの企業スポンサーのロゴたちが掲出されています。

「不純物」という言葉は些か乱暴な気はしますが、支援する側の「見返りを欲している感」というのが、表立って見えてしまうので、アートとの違いがそこにあるのかなと最近感じています。

スポーツの不可侵領域

ただ、冒頭に書いたように、企業スポンサーがいることによって、選手たちはスポーツを続けられるし、企業も広告塔として選手を活用できて投資効果が得られるという、Win-Winの関係が築けているのは事実です。

この関係があるからこそ僕たちはエキサイティングな試合をみることができます。

だけど、スポンサーがいることによって、スポンサーに対して選手の行動が制限されたり、影響をうける部分も少なからずあるはずです。

スポンサーを管理するマネジメント会社がいて、メディアへの露出や試合外での活動などは、選手個人の裁量だけでは決定できません。

それはそれでいいとしても、お金を払っている側がお金をもらっている側に対して影響を及ぼせる範囲ってどこまでなら許されるんだろうか。

逆に、どこからが踏み入ってはいけない「不可侵領域」なのか。

スポーツは誰のものか

スポーツは誰のものかと考えた時に、それは紛れもなく、アスリート自身のものだと思います。

だからこそ、スポンサーという有益で大事な存在でも、侵してはいけない境界線ってあると思うんです。

僕が思っているのは、その境界線が曖昧だなあ、という点です。

例えば使う用品用具とか、着るものとか。

用品用具なんてアスリートにとっては商売道具なので、すっごく大事なものです。

スポンサーが提供するものに対して納得して使用着用しているならいいけど、そういう場合だけじゃないかもしれないなあ、と。

最初に戻るけど、使いやすいとかそういう機能的なところを除いても、ダサいロゴが入ったものじゃなくて、純粋にただただかっこいいだけのユニフォームで試合したくない?って思っちゃうわけです。

最後に

いま、アスリートと実際に対談をして、本当にアスリートが必要としている「支援」とは何かを突き詰めて考えています。

※対談は弊社YouTubeチャンネルでご覧いただけます!ぜひ見てね!

その生のアスリートの声を参考に、従来的な支援の形ではない、新しい支援の形を模索しています。

もし、まだまだ登録者数も少ないチャンネルだけど、対談してもいいよ!とか、対談してみたい!とか、同じようなこと思っている!というアスリートの方がいたらぜひご連絡ください!!

ぜひ対談させてください!!
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