孫子 - 営業戦略・組織運営に使うとしたら①

今回は孫子の名言から1点選び、そこからの見解。
①兵は詭道なり

解説：兵とは戦争の事に意味します。ではどういう意味か、”戦争とは、騙し合いである”です。

個人見解：戦いはね、そうだと思います。命かかってるし、国の存亡もかかってるし、ただビジネスは、命まではかかってない事が多いのでその点も踏まえて考えてみる。

本文中 説：なので、戦争の中で、できる事もできないように見せかけたり、
必要であっても必要じゃないふりをしたり、目的地が遠く離れてるように見せかけたり、もうすぐなのにすごく遠いようなふりをしたり。
敵が利益を欲しがっている時は、利益を餌に敵を誘い出し、敵が混乱している時には、その隙に奪い取る。

個人見解：現代社会でいうと、Under Promise, Over Deliver な事なのかな。なんでもかんでも出来ます！出来ます！で微妙な状況を作るより、ちゃんと現実（既存のリソースとか割ける時間・予算、持っているデータ・製品・テクノロジーなどなど）から、実現可能な話をしつつ、いざ始めて、相手側の期待値を超えていく のような事なのかな。 難しいのは、あまりにも期待値を下げる事ばかりに集中すると、そもそも信用されないっていうのが問題ですね。　
”敵が利益・・・" 　流行りの物、事ばかり追いかけてばかりいて、（仮想通過とかDX、メタバースとかとか）、何のためにそれらツール・改善策を使用して、どんな近未来を作りたいのかがはっきりしていないと、ちゃんとROIが見えない、もしくは、ROIが測れないのじゃないかと思う、測れないと現時点が見えなくなり、到達点への道が見えにくくなってしまう→プロジェクト・ビジネスとん挫になってしまう。。。
新しい物とかコンセプトってかっこいいんですけどねｗ　

本文中 説：敵の戦力が充実している時は、攻撃に備え防御を固める、敵の戦略が巨大な時は、戦いを避け、敵が怒り狂っている時はわざと挑発してかき乱し、敵が謙虚な時は、低姿勢に出て驕り高ぶらせ、親しい間柄であれば、分断させる。

個人見解：これは、マーケットの中でどのように利益も確保しつつ、いかにして会社を運営していくかですかね。
競合他社のＡが、キレッキレのＡＩ企業をほぼ独占案件として仕事をしている。ここを攻めるより、まだ小さいけど、面白そうなテクノロジーを持っているまだまだ小規模の会社を探す時間にあてるとか、アメリカじゃなく、
東南アジアで跳ねそうな会社、マーケットを見つけてくるとか、わざわざ消耗戦はしなくてもいいんじゃない？って事なんでしょうね。
”敵が謙虚な時。。。”　ここはちょっと意味合い違いますが、一旦一緒にお酒飲みに行って、実際何を思っているのかを見てみるのもいいですよね。
”親しい間柄・・・”　これは会社と取引先とかの関係かと思いますが、下請けのパートナーがやたら優秀って事もありますしね。
その下請けがふっとぶと受注できないって事は、IT業界もそう、建設業界なんかでもありそうですね。
これからは、両極端になる可能性を見ています、自社で持つVSパートナーにも持ってもらう。
その時に考えるのが、自社で抱えるか（採用できるほど魅力的な会社ですか？プロジェクトも魅力的ですか？本当に採用できますか？入社後すぐにその会社で馴染めるためのトレーニングはありますか？　プロジェクトの管理者は、組織の動かし方、どうしたらそのプロジェクトが達成できるか道しるべになれますか？しっかりマイルストーンわかっとりますか？　また実践もできますか？）とかね。
強いパートナーと組むか（他社のリソース理解できてますか？、本当に作ってくれますか？納期に本当に間に合いますか？安定した品質、不具合は大丈夫ですか？）悩みますねーーーー。

本文中 説：敵が攻撃に備えていない地点を攻撃し、敵が予想していない地域に出撃する、勝ち方とは、臨機応変の対応によるものであるから、あらかじめどのような方法で勝つかは、人に話すことはできないという解説。

個人見解：そうですね、”空いていればそこをしっかり取りに行く”という事は大事だし、良い着目点、選球眼だと思います。ただちゃんとリサーチしましたか？　そこで戦って/仕事してしっかりと成果が出せる道、道程を想像できていますか？
備えてなさそうで、しっかり奇襲されたり、現世では裏でしっかりつながっていたりしたら、行っただけリソースとか時間を無駄にしてしまったっていう事にはなりますよね。ただリサーチに時間使いすぎて、プライムタイム終了もしんどいですね。　

どのような方法で勝つかは、人に話すことはできない・・・
身内に言って安心されても困りますよね。。戦う前から勝ったー！って油断されても困りますしね。　あと個人的にやっているのは、考え方は教えてるけど、答えはほぼほぼ教えないを頑張っています（言いたがりなのでマジでしんどい我慢です）。　私がいようといまいと、週5で顧客に対峙しないといけないわけですから。
（とかいいつつ、ある程度がんばって考えたが見えたら、フィードバックしっかりしちゃってる私ですｗ）