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ラクしてうまくいく生き方


自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ

この本を手に取った人の大概の人は、しんどくてうまくいってない人なのだろうか?なんてちょっと失礼な書き出しで申し訳ありません。

 ネガティブよりポジティブ、ノープランより、しっかりと目標や目的を持って物事に取り組む。努力をする。学ぶ。人の話をよく聞く等々、そっちのほうが良いなんて事はわかっているし、大体の本にもそのように書いているからほぼ間違いないでしょう。要するに、物事を前向きに捉えて積極的に行動する事。でしょうか。
 現在、それ以外の事が書かれていそうな本を探し求めて読んでいるという事は、不安で前向きになれない今を生きているということになりそうです。

 人間関係や仕事含め、人生の前向きな初期化・精算ができるかがまもなく50代を歩もうとしている私のテーマです。 

 そしてその人生の初期化・精算に直結しているのが、「備え」なのかなと、このひろゆきさんの本が教えてくれた気がします。

「最悪を想定してみましょう。」
「貯金をしておきましょう。(投資は聞くが逆に今時珍しい)」
「筋トレをしておきましょう」
「常に転職を頭に入れましょう」
「自分の維持費を引き下げましょう」
「知らない事をとりあえずしらべましょう」など。

 家族や人間関係・仕事において、もう代わりがないと思っている、今やめたらもう生きていけないかもしれない。だから、病気になるぐらい嫌で思い悩んでも今の環境から離れない、もしくは離れられない。
 こう陥ってしまうのは「備え」がないからともいえます。嫌ならやめればいいだけ。仕事も人間関係も。(良いものだけ残した)初期化・精算をして次へ再スタートを切ればいい。その時に必要なものが資金や知識、情報などの「備え」。
 ひろゆきさんが贅沢をしなければ、日本は比較的低価で、それなりの幸せは手に入れる事ができると書いていました。定額サービスが普及しているので良い映画がいくらでも見れるなど。確かにそうかもしれません。
日本は公的制度も充実しているし、もし仕事ができなくなっても、生活保護をもらう選択肢もあります。要は何かあってもしばらく一人でも生きていける備えと知識と術があり自信を持っていれば、将来に不安を感じて、無理に嫌な事を続ける必要はありません。
 
 「苦労信仰から抜け出しましょう」には少し参りました。日本人は苦労したら報われるみたいな淡い期待があるけれど、何も根拠はないとバッサリ。

 私は「諦めた頃の5年」と勝手に諺をつくっています。「石の上にも三年」の諺を信じ、3年間続けてみても何の変化もなく、3年やっても駄目だなと諦めてから、もう1年続けてみます。すると5年目に花開く事が、ここ数年で2つ3つありました。
 1つあげると、小学校の時に習ったペン習字。数年習うと三段まで取得しました。でも正直なところ、変な癖がついているだけで、自分がどう見ても段を持っているほどのきれいな字ではありませんでした。母にも、あんたは父方のほうに似ているから字が汚いとそんな差別的な事まで言われていました。母は字がきれいでした。小学校での習い事なんて続ければ勝手に進級していくのでこんなんもんかと思っていました。
 大人になってから、仕事で字をきれいに書きたいと思うようになり、4年間考え続け、色々試したら5年目にきれいに書く術を見つける事ができました。今では職場の人達からよく「字がきれいですね。」と言われるようになり、母からもいつからかそう言われるようになっていました。それから同じ職場には、字がうまくない4段の人がいました。「小学生の時に4段・・。だよね。」

 大人になっての4、5年のちょっとした努力や苦労はかなり価値があると思っていましたが、ひろゆきさんの言葉からすると根拠はないですね。むしろこれからの4、5年の無駄な苦労は致命傷です。次は55歳になってますから。
 
ひろゆきさんの本を読み終わってどうなったか?こんなんでいいんだとほっとできたか?これからはラクして生きれそうか?・・自信はないですが、キーワードを手に入れました。私が言うのも何ですが、ひろゆきさんらしい、嫌味がなくとても読みやすい本でした。

 これからは苦労を当たり前とせず、自分最優先を当たり前にして生きてみようと思います。

ここまで読んで頂いて有難うございました。 





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