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エッセー 「ランディ・クロフォード with クルセイダーズの名曲 "Street Life"とバートレイノルズ主演映画 "シャーキーズマシン"の想い出」

 アトランタ市街中心部高層ビル群からの俯瞰撮影で映画はスタートする。

 冬の早朝、カメラはパンしながら町外れの貨物線の操車場とおぼしき場所を白い息を吐きながら歩くやや猫背気味の男・シャーキー刑事(バート・レイノルズ)にズームインする。

 1981年に製作されたバート・レイノルズ主演の映画「シャーキーズ・マシーン」のオープニングシーンである。

 このオープニングシーンのバックに流れるのがランディ・クロフォード&クルセイダーズの「ストリート・ライフ」である。

 「ストリート・ライフ」は1997年製作のクエンティン・タランティーノ監督作品「ジャッキー・ブラウン」のオープニングでも使われている。

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 「ストリート・ライフ」は黒人ジャズ・シンガーとして有名なランディ・クロフォードとクルセイダーズとのコラボレーションにより生まれた名曲である。

 クルセーダーズは、元々はジャズ・クルセイダーズというジャズ・バンドだったが、1971年からクルセイダーズと名乗りファンキーなフュージョン・バンドに変身した。

 当時はラリー・カールトンやデヴィッド・T・ウォーカーらがゲストで参加していた。

 1979年、それまでインストゥルメンタル一本槍だったクルセイダーズは初めてヴォーカルを加えたアルバム「ストリート・ライフ」をリリース。ランディ・クロフォードの歌をフィーチャーしたタイトル曲「ストリート・ライフ」がシングルカットされ、アルバムと共に大ヒットとなった。



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