エッセー「バジリコ部長」
前職の営業部長M氏は人呼んで「バジリコ部長」。
全身からスゥイートバジルの香りが漂う「歩くイタリアレストラン」。
最初はバジルの香水でも使っているのかと思っていた。
しかし、たまたま彼がトイレで「大」をした後に入ってしまった個室でびっくり! なんと強烈なバジルの香りが漂っているではないか!!
そう、驚いたことにバジル臭の源は、なんと彼の体内だったのである。
後に判明した事実によれば、彼の奥様が「バジルは健康に良い」という雑誌の記事を読んで以降、和食、洋食、中華を問わず、3食すべての食事に必ずバジルを使うのだという。
まさに「バジル漬け丼」状態だったのである。
余談だがM氏、前職を定年で退いた後、そのネバッこい営業手法と多岐に渡る人脈を活かし、営業コンサルタントとして独立。老いてますます盛んな日々を送られいる。
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