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バッカスの憂鬱 「主張の強いジビエには個性的な南西フランス特産の黒ワイン(Vin Noir/ヴァン・ノワール)でペアリング"Gouleyant(グレヨン)"」

 Gouleyant(グレヨン)はフランス南西地区、パリから南西に600km離れていますカオール(AOC CAHORS)のワインである。

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 カオールは、黒ワイン(Vin Noir / ヴァン・ノワール)と呼ばれる、ダークチェリーレッドの深い色合いが特徴的な重厚なワインの産地として世界的に有名であある。

 カオールはフランスで最も古い葡萄の産地であり、ボルドーが名を馳せるはるか以前から名声を博していた。

 Maibec(マルベック)という個性的な葡萄で作られる黒ワイン(Vin Noir/ ヴァン・ノワール)は、マルベックを70%以上使うことが義務づけられている。

そのため、色合いは別名「カオールの黒」と呼ばれるほど濃く、タンニンも豊富で超熟成タイプのワイン。チェリー、ブラックベリー、ラズベリー、プルーンなどの芳醇な果樹のアロマと、濃厚な果樹味が味わえる。

 ややクセの強いこのワイン、鴨、イノシシ、鹿といったジビエ(野生動物)料理にベストマッチする。

 高級フランス料理店でメインがジビエの場合には敢えてソムリエに「カオールかメドックとのペアリングで」と振ってみる。マジで一目おかれること間違いなし。

 ジビエ以外でも「黒酢のスブタ、バルサミコソース」、「ネギ焼豚」、「砂肝のシェリー蒸し」などのマリアージュでも充分にカオールの真髄を堪能できるのでお勧め。


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