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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2020年10月の記事一覧

エッセー「ディーバ夢の競演! PEPSIの超豪華CM " We Will Rock You "」

 ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、ピンクという、今をときめく三人のディーバがローマ時代の闘士(グラディエーター)に扮し撮影されたペプシの2004スーパーボール用のCM。  熱狂する観衆の前に現れた三人は闘うことなく、いきなり ” We will rock you ” を歌いだす。  迫力溢れる歌声にコロッセオを埋め尽くした大観衆も大合唱! 圧倒的なバイブレーションにより、最後はペプシを冷やした石桶とエンリケ・イグレシアスが扮した皇帝が闘技場へ飛んでくるというオチ。  

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エッセー「一日も早く観たい007最新作 " No Time To Die ”」

コロナ禍の影響により、今春公開の予定が大幅に伸びてしまった007最新作 " No Time To Die "。 ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる最後の作品と噂されているだけに、ボンドムービーのファンならずとも、一日も早い公開が待たれる作品であることは間違いないだろう。 現段階では11月の公開とのことなので、今しばらくの辛抱である。

エッセー「蘇る70年代洋楽フィーバー " カンフー・ファイティング / ソウル・ドラキュラ / チャイニーズ・カンフー"」

 " オホホホ~♪ オホホホ~♪ " と、まるで山の木霊のようなイントロが超印象的なカール・ダグラスの「Kung Fu Fighting(吼えろ!ドラゴン)」は、ブルース・リーの名作「燃えよドラゴン」の世界的大ヒットが追い風となり、1974年の米英のチャートでNo.1を獲得するという偉業を成し遂げた名曲である。  近年、ドリームワークス製作のアニメ「カンフー・パンダ」でも使用され、その人気が再燃している。  また、1976年にリリースされた「ソウル・ドラキュラ」は、日本国

エッセー「80年代の追憶 ヨコハマタイヤ"ASPEC"のCMは日本CM史上に輝く金字塔である」

80年代の横浜タイヤのCMは最高に " 魂 " が入っていた。 「走る」という行為がこれほどまでに感動的でドラマチックなものなのか! ニキ・ラウダが語るように「道は、セクシーで、美しい」のだ。 80年代、クルマには夢と希望があった。

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エッセー「荒野の七人(The Magnificent Seven)」

1960年に製作された「荒野の七人」は黒沢明監督の名作「七人の侍」のハリウッド版リメイク作品である。  個人的にはこれに勝る西部劇は存在しないと思っている。  なにしろ役者が凄い。ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームス・コバーン、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツ、ブラッド・デクスター、まさにハリウッドオールスターキャストである。  報酬以上の成果を出しクライアントの満足度を高めることこそ真のプロフェッショナル。対価よりも名誉を重んじ、自らの命と引き換えてでも誇り高く任務を遂行する、それがプロフェッショナル。  そんなことを教えてくれる素晴らしい作品である。

エッセー「蘇る80年代ディスコ ジョルジョ・モロダーDJリミックス」

 ドナ・サマーを一躍スターダムに押し上げてたミュンヘンサウンドの総帥ジョルジョ・モロダー降臨。  DJとしても高名なジョルジョ・モロダーが自ら生み出したヒットナンバーをリミックスで綴る。  『アメリカン・ジゴロ』、『ミッドナイト・エクスプレス』、『スカーフェイス』、『フラッシュダンス』、『ネバーエンディング・ストーリー』、『トップガン』、『オーバー・ザ・トップ』 といった名作の音楽を担当し、1983年には『フラッシュダンス』で、1986年には『トップガン』でアカデミー歌曲

エッセー「木馬座 " ケロヨン " の想い出」

 1967年頃、白黒テレビでケロヨンを観るの楽しみだった。  木馬座の日生ホールでの実演(舞台)も家族総出で観に行った。  子供ながらに、舞台の上に登場したケロヨン号(オープンスポーツカー)を見て興奮したのを憶えている。  ケロヨンは「自動車マニア」なのである。  " 自動車マニアのケロヨンくん、ハンドル握ってはいオーライ♪ " という歌もある。  「右見て左手見て、もう一度右を見て」という有名なコピーは、ケロヨンから生まれたものだ。  日本の高度成長に伴う急激な

エッセー「SONY ICF-5800 " スカイセンサー5800 "の想い出」

SONY ICF-5800、通称スカイセンサー5800。  懐かしい。AM、FM、短波が入る3バンドラジオ。これが1970年代初頭に当時の中学生、高校生の間で超流行った。  当時は、SONYの他にもナショナルがクーガーなんてBCLラジオを販売してたくらい。  そんな数あるBCLラジオの中でも、SONY ICF-5800は別格。そのデザイン、機能ともに優れ、まさに"ラジオのロールスロイス"と呼ぶにふさわしい憧れの存在だった。  当時、お年玉を貯めたお金を握りしめ、電気

エッセー「韓国エンターテイメント界のクオリティの高さを世界に知らしめた記念すべき作品 " シュリ(Shiri) "」

 今を遡ること21年前、一本の韓国映画が世界に衝撃を与えた。  1999年に公開された " シュリ(Shiri) " である。  故金大中大統領のもと、世界の先進国を目指し躍進を続けていた韓国は、当時、2つの重要政治施策を展開していた。  一つはADSLを利用した高速インターネット網の構築による「情報ハイウェイ構想」、そしてもう一つは国策としての映画・芸能といったエンターテイメント産業の振興であった。  「シュリ」はその政策から生まれた第一号であり、韓国初のアクション

エッセー「"春の訪問者 ミセスと僕とセニョールと!"OP曲 " 素敵なセンセーション "」

 1980年9月~1981年2月中旬まで、TBSの水曜日22時のドラマ枠で放送された郷ひろみ、阿木曜子、藤竜也主演の異色ドラマ「春の訪問者 ミセスと僕とセニョールと!」。  OPテーマ曲の " 素敵なセンセーション " は、作曲家の都倉俊一のプライベートバンド " WINDS " だった。  TBSの名プロデューサーだった久世光彦演出のシュールなドラマで、若年性EDの浪人生マモル役に郷ひろみ、マモルが引っ越したアパートの管理人夫婦が藤竜也と阿木燿子という配役。  あまり