正社員を辞める、怖いのはなぜ？

こんにちは。
コロナがきっかけとなり、働き方を見直した私。2022年末で、新卒以来24年続けていた正社員という立場を手放し、2023年から時短の派遣社員をしています。
今は、正社員時代はできなかった平日の楽しみを謳歌しつつ、「週3会社員✕FPライター✕自分コンテンツ」3本の収入の柱を育てて、自分らしい働き方や生き方を模索しています。

こう書いていると、いとも簡単に正社員という立場を手放したように思えるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。自分の日々に違和感を感じて働き方に迷い始めても、なかなか一歩を踏み出せなかったです。正社員を辞めるって怖い！恐怖でしかないですよね…。
私は、この「怖い」はよくわからない不安への恐れで、2つあると思っています。

１．「怖い」のは「収入が減ること」

1つは、やっぱりお金、収入が減ってしまうことへの恐れ、不安だと思います。
でもですね、これ、意外と大丈夫です。時短の派遣社員となって、正社員時代と比べて収入が半分以下になった私。一応FPですので、ひととおりの資産運用はしていたものの、収入が半分以下なら、貯金や投資に回すどころか赤字決定！のはずじゃないですか？
ところが！正社員を辞めて1年以上、金融資産的には全く減っていないのです、むしろ増えてる…。答えはカンタン♪相場が好調という理由が大きいとはいえ、月に数万円積み立てている投資信託が、1年間で200万円くらい増えていました。これが複利の力か～！

つまり、多額の元手がなくても、ある程度資産運用を整えておけば、時短の派遣社員でも特に困らないということ。相場にもよりますが、少なくとも「貯金を切り崩す」「通帳残高を見るのが怖い」そんなことにはならないと思います。
派遣以外にも、業務委託ライター業だったり、個人でコンテンツを販売したり、少しずつ収入もなってきています。これも正社員を手放したからこそで、行動していなかったら見えなかった景色だと思っています。

２．「怖い」のは「正社員ではなくなること自体」

もう1つは、「正社員でなくなる」こと自体への恐れや不安だと思います。
正社員ではない自分、肩書きのない自分、そんな自分と真っ向から向き合わなくてはならないという不安。
言い換えると、「正社員ではない自分には価値がない」と無意識に思っているということだと、私は考えます。
そんなふうに思ってないよー、と私も最初はそう思っていたのですが、潜在意識の底では、そんな考えにがんじがらめだったのです。家事も得意じゃないし（というか何をやらせてもダメ主婦）、子どもと遊ぶのも苦手、じゃあ稼いでこなきゃ存在価値ないでしょ？みたいな。

でも、それって思い込みです。いや、だって、これが人から受けた相談だったとして、「そうね、正社員辞めたらあなたの価値はないから、辞めない方がいいよ」って言います？んなわけねぇ。
自分のことになると、ほんっとに視野って狭くなってしまうのです。正社員で長年働いていることは、社会から評価されているという証でもありますが、でも、あなたの家族が、友だちが、正社員ではないあなたに価値ががないって思っているわけはないですし、どんな私だって受け入れてくれるのですよね。冷静になればそう思えるのですが…。

というわけで、正社員であることは、長年にわたって私たちに染み込んだアイデンティティなので、手放すのが怖いのです。手放したら、自分が何者なのかわからず風に吹かれてどこかに飛んでいってしまうような、そんな不安なのかなと思います。

３．まとめ

えいやっと正社員を手放してしまった私ですが、正直、1ミリも後悔していません。正社員ではない自分にもすぐに慣れます(笑)
でも、何もない自分はやっぱりイヤなので、何かある自分になりたいと思って迷走していますが、それもまた主体的に生きている感じがして悪くないものです！

というわけで、
正社員を辞めるのが怖い理由
①収入が減ってしまうことへの不安
②正社員というアイデンティティを手放すことへの不安
どっちもなんとでもなる！というのが私の結論です。

何事も、不安な気持ちになるときは、何が不安なのか？書き出して深掘りしていくとクリアになるかな、と思います。
とはいっても、すぐに、どーせ私なんてと思ってしまうタイプのめんどくさい女でして、そんな自分も愛でつつ、今日もやれることをやっていこう！まあそんな感じです。
では、また。