ミナホの深夜にknaveは眠らナイブ

 深夜にライブをするなんて数年振りでした。
 長年バンド活動を続けていても滅多にないんですよね。
 貴重な経験をさせて頂きました。
 この期間はアメリカ村周辺の人間に強化魔法がかかるんでしょうかね。
 深夜にも関わらず皆さん大変お元気で、終演後も他のライブハウスに向かっておりました。
 体力と気力が凄い……。
 今回も1組ずつ感想を書いておきます。
 独断と偏見で。


①理科室コーヒー実験ブレンド

 今回は前説の時点で興味を惹かれました。
 名前と実体の関係性……僕は大学で言語学を専攻していたので非常に興味深く、また納得できる内容でした。
 本編もその専門的な内容を笑いに変えつつ、分かりやすく表現しておりました。
 一見馬鹿なことをやっているように見せかけて、あの30分間をかけて哲学的なことを体現していた訳です。
 営業妨害かもしれませんが、理科ブレは頭の良い人間の集まりだということです。
 また、最近はライブの頻度が少ないにも関わらず、演奏のクオリティは下げず、むしろ上がっているのではないかと感じさせるパフォーマンスでした。
 まだまだ一緒にやりたいですね。

② 中野大地(modern times Bloom)

 いや、まず何よりもですよ、声が良過ぎるんです。
 楽屋で練習していた時にその歌声を聴いた瞬間、ハッとしましたね。
 皆さんはBECKっていう漫画を知ってますか?
 あの漫画でコユキが歌うと周りの人間が凄い表情になるんですが、まさにあれになりましたね。
 これはとてつもないぞと、凄まじいものを感じるぞと、戦々恐々としました。
 本番も当然、その素晴らしい歌声がこれでもかと炸裂していました。
 ただ高いだけじゃなくて柔らかくて伸びがあって響きも素晴らしい……どういう練習をしているのか……羨ましい限りです。
 しかもギターも上手いんですよねぇ。
 強弱の付け方が特に良いですねぇ。
 弱く弾くのって実はかなりの技術を要しますからね。
 バンドでも観たいです。
 一緒にやりたいですねぇ。

③白航

 力強い歌声と軽やかなリズムが印象的でした。
 ただ、観ている最中にその歌声や身振り手振りに何やら見覚えがあるなぁ、といわゆるデジャブを感じていたのですが、どうやらそれは当たっていたようで、終演後に話した際にデジャブの理由が判明しました。
 ボーカルの方が、僕が大学生の頃に所属していた軽音楽サークルの後輩がやっていたバンドのボーカルだったのです。
 そら見覚えも聞き覚えもあるわなと。
 理科ブレもそういう繋がりなので、僕にとっては軽く同窓会のような状態でした。
 最後に共演したのはもう8年も前のことになります。
 続けていればこんなこともあるんですねぇ。

④青い紫陽花

 何度も対バンしていますが、観る度に迫力が増しているように思います。
 気迫と勢いを感じる演奏が格好良いですよね。
 これはゴリ押しという意味ではなく、音楽としてまとまり、綺麗に形を成しつつ、それが大きく、かつ力強く迫ってくるということです。
 俗っぽい言い方をするとエモいってことになるかとは思いますが、彼らを表現するにはなんだか陳腐な言葉だと思います。
 もっと壮大な言葉の方が似合います。
 僕的には激情的が良いとは思いますが、皆さんはどうでしょうか。

⑤QLIP

 終電を逃し、もう家には帰れないであろう方々に温かく見守って頂き、無事にライブができました。
 まさかのアンコールもあり、歌詞が吹っ飛びましたが、なんやかんやで楽しかったので良かったです。
 この日のセットリストは眠くならないように勢い重視で組みましたが、どうだったんでしょうか。
 眠くなかったですか?
 まぁ時間が時間なんで眠くないと言えば嘘になるでしょうけど。
 何はともあれ、観て頂いた皆さんに感謝しております。
 ありがとうございます。

 ちなみに今年のミナミホイール、略してミナホの期間は、本編には出演していないものの、コンピレーションCDに参加させて頂いたり、深夜イベントに出演させて頂いたりとまあまあ顔を出していました。
 コンピレーションCDは、赤いアフロの皆さんが主導してくださり、我々は乗っかっただけなのですが、一緒に配ったりできて良かったです。
 そうそう、特設Webサイトは見ましたか?
 めっちゃ良い感じですよね。
 アレも赤いアフロの勝山さんが作ったんですよ。
 凄過ぎる……!
 彼らとはまだ対バンしたことがないので是非とも対バンしたいものです!
 あと、本編に出演していた仲良くさせて頂いている(と思い込んでいる)バンドの皆さん、ベリーバッドアラモード、気づいたら劇団、Ms.PROTEINの評判が良く、なんだか僕も嬉しいですね。
 良いバンドはどんどん広まって欲しいものです。

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