見出し画像

FOLK OF SEA

 いやはや、楽しかったです!
 レベルの高いバンドばかりでフロアに居ても楽しい日でした。
 なんか一瞬だったような気がします。
 楽しい時間は過ぎ去るのが早いですね。
 あと、Fireloopについてですが、以前に出演したときと比べて明らかに音が良かったです。
 元々音の良いライブハウスなんですけども、一昨日はそれを軽く更新する音の良さでした。
 音が良いとだけ書くとかなり曖昧なので、僕個人の感覚で具体的に言及しますと、まず音圧がありました。
 ただただ音がデカいという訳ではなく、低いところから高いところまで広く、ちゃんと鳴っているという感じです。
 なので、迫力がありつつ、どの楽器もちゃんと聴こえるという最強の空間になっていました。
 あの爆音でボーカルがはっきり聴こえるの、めちゃくちゃ凄いですからね。
 Xで足立さんがひたすら音響研究レポートを投稿していますが、あの成果が如実に出まくっているんでしょう。
 クリアかつ爆音は個人的に理想です。
 非常に良い音楽体験ができました。
 日々進化している素晴らしいライブハウスだと思います。

 という訳で、今回も出演者毎に感想を書いておきますか。
 個人的な感想、意見に過ぎませんので悪しからず。


①ナンカノユメ

 登場SEが流れた瞬間からファンの方々が手拍子をしていましたね。
 人気バンドだぁ……。
 そんな手拍子で期待感を煽られつつ、メンバーの皆さんが登場して、まず思ったのはボーカルの方の顔がちっさいしスタイルが良い!
 そして衣装もバッチリ似合っている……!
 華奢な雰囲気ですが、歌い出すとパワフルかつ透明感のある歌声で、めっちゃ歌が上手い……!
 お客さんも一曲目からノリノリで良い雰囲気でした。
 曲調もノリやすく、初見でも楽しめるようなポップさがありました。
 やっぱりポップなことは良いことですよね。
 それでいて、編曲と演奏のクオリティも高く、確実に自分たちの音楽を届けてくれるという印象です。

②QLIP

 この日は良いライブができる予感がしておりました。
 何故ならリハーサルの時点で良かったからです。
 PAさんが優秀で有能で素晴らしかったのです。
 PAさんとのコミュニケーションが上手くいっているライブは勝手に良くなります。
 PAさんとバンドが意思疎通できる=お互いの理想を共有できる、ということなので当然ではありますが。
 今、この瞬間、格好良い音が出ているという自信がバンドを更に強化します。
 一昨日はお客さんも一曲目からグイグイ応えてくれますし楽しかったですねぇ〜。
 ありがとうございます〜。
 そうそう、Tobi君からパーティみたいに、アゲアゲで↗︎、みたいなことを言われていたので、体力消耗系のセットリストを組みました。
 体力に不安がありつつも、結果的には楽しくできたかなと思います。
 過ぎ去る日々からのライトアップはなかなかに苦しかったですが。
 そういや西村さんがイヤモニを吹っ飛ばしていたらしいですね。
 意外とパンクなんですよね。
 狂気を感じることがたまにあります。

③LODYPOPS

 もう何度目かの対バンだと思います。
 メンバーの入れ替わりがあろうと辞めずに続いていて、また一緒にできるのはとても嬉しいことです。
 ソエジマさん曰く、「正しい爆音」。
 言い得て妙です。
 確かに爆音の教科書とも言えるような音でした。
 スリーピースという最小限の編成でありながら、全部の音がデカく、それでいてまとまっていました。
 バランスの良い爆音なんです。
 特にギターの音が良かったですねぇ〜。
 気持ちの良い音が鳴っていました。
 それを支えるように響くベースと安定したドラム、最高じゃあないですか。
 歌声も男女混合で良い響きでした。
 どことなく危なっかしさがあってロックの格好良さがバンバン出ていたように思います。
 そう、要するに格好良いバンドです。

④赤いアフロ

 実は初共演なんです。
 このことに気付いたときはびっくりしました。
 ヨギ君とは何度も会っていますし、ご飯を食べに行ったこともありますが、対バンはまだだったんです。
 ようやく一緒にできました。
 嬉しいですねぇ〜。
 初めて生でライブを観ましたが、凄いの一言でした。
 お客さん全体を巻き込めるパフォーマンス力、ヨギ君の臨機応変なアドリブ力、安定した演奏力……素晴らしく、完成度の高いライブでした。
 個人的には特にアドリブ力がとんでもなかったように思います。
 曲中やMCにバンバンとキメ、ブレイクが入って、そこで気の利いたパフォーマンスを入れられるあの感じ、僕ができないことなのでとても羨ましく感じるんですよね。
 曲も面白い歌詞が多く、とっつきやすいですよね。
 定時で帰りたいとかリボ払いとか。
 やっぱりそういうキャッチーさは大切ですよね。
 あと、常にバンドが空気を作り上げていてフロア全体に一体感があったように思います。
 これからはどんどん対バンしていきたいですねぇ。

⑤Patrick&Patricia

 もう4回目くらいですかね、共演するのは。
 やっぱり良いバンドですね。
 笛、ヴァイオリン、バグパイプの音が心地良く、ギター、ベース、ドラムが激しく踊らせてくれます。
 キャッチーな曲ばかりですし。
 それでいて、随所に作り手のこだわりを感じます。
 やっぱりそういうバンドが好きです。
 「自分たちはこういう音楽が好きなんだ、やりたいんだ」という気持ちが伝わってくるバンドはジャンル関係なく好きになってしまいます。
 話してても気が合うな、価値観が似ているのだろうな、という感覚があります。
 開場前にニコニコ動画やポケモンの話で盛り上がれてしまう訳です。
 ボーカルのTobi君が声帯ポリープを患っていたということを聞いていたので、少し不安でしたが、杞憂でしたね。
 いつもの特徴的な甲高い声で歌いまくっていて安心しました。
 あの声は唯一無二ですよね。
 いやしかし、ボーカルのない曲でもしっかりと魅せられるのは強みですよね。
 バンドの総合力が高いからこそ成せる業かなと思います。
 良いバンドだということです。
 また一緒にやりましょう。

 兎にも角にも楽しいイベントだったということです。
 皆さんにとってもそうだったら良いのですが、どうだったでしょうかね。
 いやはや、同世代で頑張っているバンドとこうして一緒にライブができるのはとても良いことですね。
 20代は一緒にやっていても30歳前後でバンド活動を辞めた人も多いですからね。
 別に続けることが偉いとか凄いとかそういうことではないんですけど、続けているからこそ味わえるようなこともあるんだな、と思いました。
 ま、良いことばかりでもないですけども。
 少なくとも一昨日は良い日だったのです。
 こんな日を増やしていきたいですねぇ。

 次のライブは少し空きますが、来月末です。
 僕が敬愛する中野大地君が率いるmodern times Bloomのイベントです。
 是非!

 2024年05月29日 水曜日
 大阪府アメリカ村 BEYOND
 modern times Bloom×BEYOND presents
 『my own color vol.1』
 modern times Bloom
 QLIP
 SUKEROQUE
 airlie
 ギヤソーマ
 Bar stage: ジョウカダイゴ
 open 18:00 / start 18:30
 adv ¥2,600 / door ¥3,100 +1drink ¥600
 QLIPは、5番目20時45分より30分の出演予定です。


セットリスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?