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オルタナティブ・ダンシング

 2マンライブでの熱狂も束の間、1週間も経たぬ内に同じくknaveでライブでした。
 これぞ売れないバンドのムーブ……!
 こちら主導でのスケジューリングができない……!
 売れていればこちら主導で予定を立てられるのに……!
 いや、無理矢理こちら主導で予定を立てることも可能なのですが、そうなるとお金やら何やら負担も圧倒的に増えるんですよね。
 これ以上詳しく書くと生々しいのでこの辺りで止めておきますが、まぁそういうことです。
 しかし、このハチャメチャな予定もインディーズバンドならではの楽しみなのかなと思います。
 きっちりと売り上げを見込んできっちりとライブをするメジャーバンドではなかなかできないことですからね。
 呼ばれたら出向いて演奏する、まさに転がる石のように。
 このワチャワチャ感もこれまた面白いじゃないですか。
 という訳で、今回も各出演者の感想を書いておきます。
 独断と偏見ですよ。

①Large Ark (solo set)

 ソロもバンドも含めると、今回で3回目の共演でしょうか。
 今回はバンドでのライブを観てからのソロだったので、また聴こえ方が違いました。
 ギターがアコースティックギターだったということもありますが、歌がくっきりと聴こえて彼の声の格好良さとメロディとコードのポップさがより伝わりました。
 ポップと言っても可愛い方向ではなく、キャッチーという意味です。
 曲の持つ雰囲気も明らかに「格好良い」に寄っていますので。
 格好良い弾き語りでした。
 ちなみに徐々に仲良くさせて頂いておりまして、遂にLINEを交換しました。
 やったぜ。

②shom

 昨年末のpangeaでの対バン以来、2回目の対バンでした。
 やはり音がデカくて良い!
 ノリも分かりやすく提示してくれますのでひたすら踊っておりました。
 踊れるバンドはそれだけで良いです。
 問答無用で楽しいですからね。

③Holism

 出番前なので全編は観られなかったのですが、ステージに登場するだけで雰囲気が出ていました。
 キーボードの方のサングラスがイカしています。
 音楽性はどことなくポストロックを感じました。
 ピアノの音色と轟音のギターが良いバランスで絡み合っており、イベントのタイトル通りオルタナっぽさも滲み出ていたように思います。
 楽屋で音漏れを聴いていたところ、シューゲイザーっぽい曲もあったような気がしますのでまた全編を観てみたいです。

④QLIP

 いや~、押しましたね。
 申し訳ありません。
 しかも、ちょっと違和感が残ったままライブをしてしまいました。
 こういうことを自分で書くのは良くないかもしれませんが、ここは感想を書く場所なので書きます。
 折角お越し頂いた方に申し訳なかったです。
 恐らく外から見れば細かな差ではあるとは思うのですが、感覚的に乗り切れなかったところがあったので久し振りに悔いの残るライブとなってしまいました。
 一言で言うと不完全燃焼でした。
 いや~、悔し!
 しかし、こういうことがあるからこそずっとバンド活動をやっているのかもしれません。
 14歳の頃からバンド活動を始めましたが、今のところ延々と不完全なんです。
 不完全だからこそ常に理想を追い求めて走り続けているような気がします。
 これは作り手の勝手な意見なので、昨日お越し頂いた方には本当に申し訳ないとしか言いようがないですし、甘い考えですが、なんとか次の機会を頂ければ、と思います。
 嗚呼、申し訳ない。
 とは言え、そこまで引き摺るタイプでもないので寝て起きれば切り替わっています。
 既に次のライブに向けて練習しております。

 という訳で、次のライブは恐らく本年最後のライブとなるでしょう。
 お越し頂けると大変喜びます。
 よろしくお願いします~!
 
 2023年12月27日 水曜日
 大阪府南堀江 knave
 『Baby,Can You Drive My Car?』
 青い紫陽花
 フィラメント
 Curiosity.
 ベリーバッドアラモード
 QLIP
 open ??:?? / start ??:??
 adv ¥2,500 / door ¥3,000 +1drink ¥600


セットリスト(en. ライトアップ)

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