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48.パパ目線の妊娠→出産→育児日記〜その5 妄想の秋〜

お子が生まれて、今日でちょうど4ヶ月。

「たかだか4ヶ月で何をー」と言われるかもしれないが、子育てって恋愛に似ているな、と思う。
パパにとって、唯一ママ以外に恋することが許された相手。


初めはこちらに一瞥もくれないどころか、僕の存在に気付いてすらもらえていない。
存在に気付いてくれた、とこちらが思っても、「あんたに興味なんて無いわ」と言わんばかりに、遠い目で見つめられる、圧倒的な片思い状態。

どうにか気を引きたくて、全力で戯けて見せるものの、見事に全て空回り。
僕が求められているなと感じられるのは、食事の時だけ。
そこで勘違いして距離を詰めれば、決まっていつも泣かせてしまう。
訳もなく泣いて泣いて泣き止まず、こちらもどうしたら喜んでもらえるのか分からないから、泣きたいくらい寂しい気持ちになってしまう夜もあった。

そんな夜もあったけど、そんな日々があったからこそ、何の前触れもなく僕に笑顔を見せてくれたあの日のことは忘れない。

初めは気のせいかと思ったけど(それでも嬉しかったけど)、どうやら僕の微笑みに微笑み返してくれてるんじゃないかと気付いてからは早かった。
それからと言うもの、明らかに僕という存在を認識してくれたみたいで、今では数秒前までご機嫌でも、僕が部屋を出ると泣き出しちゃうくらいには受け入れてくれたよね。

最近は、戯ける僕を見て声を出して爆笑してくれるようにもなって、本当に楽しい日々が続いてる。
ちょっと寝付きが悪くても、僕が横に添い寝をすれば天使の顔でぐっすりと寝入ってくれるその瞬間、これまで他の人といて感じたことがないほど幸せを感じるんだ。

僕は毎日君に「可愛い」とか「好き」って言葉で伝えているのに、君は未だ微笑むだけで言葉としては何も返してくれないから、2人の関係は未だに僕の片思いなのかもしれない。

でもそれでも良いんだ。

この関係がいつまで続くか分からないし、僕としては望まないけど、いつかはそれぞれの道に別れて生きていく人生を選んでしまうかもしれないけれど、それまで1日1日、1分1秒、一緒に過ごせる時間を大切にしていきたい。


いつかはこの恋も愛に変わるのかね。
愛しているぜ、息子よ。











前置きで燃え尽きました。
4ヶ月おめでとうございます。

ではまた。

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