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LOCAL CREATOR PROJECT始動!

 いきなりですが・・・noteにこんな機能があるんですね❕❕

2021年の記録(noteより)

今年もあと5日ありますけど、たぶん栄えある購読数№1(VRS調べw)は、このnoteになると思います❣

 いや~、本当にありがたいお話です。発信力の弱さに定評のある、バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)ですがw、「スキ」された数字以上にみなさんが読んでいただいているのを実感しているところです。
 今回のnoteが今年最後のnoteになると思いますが、来年もよろしくお願いします<(_ _)>
 それでは👋

・・・
いや違います。
まだ始まったばかり💦
すみません<(_ _)>💦💦

 このnoteを書いている日ですが、実はクリスマスの日です・・・ にも関わらず、noteを書いてますwww
 少い寂しい人生のように思われますが、世間では、新株の感染者もいてますから、だから💦、その・・・
 家でいてますwww🏠

 まあ、どうでもいい報告で貴重なnoteを読まれている時間を奪ってはいけませんので、そろそろ本題に入ろうと思います!
 今回のテーマですが、実はVRSが今年の活動テーマとしてかかげていた、「まちづくり」ですが、2年間の活動を通じて、次第と働く場を創ることこそ、「まちづくり」ではないかと思い始めてきて、「働く」をテーマとして活動させていただきました。
 そのきっかけとなったのは、やはりこのお二方の動画を見てからだと思います。

 VRSのアドバイザーである、嶋田洋平さんが、北九州で開催したリノベーションスクールでナカムラケンタさんをお呼びした経緯とかお話されていて、その中で「仕事」というキーワードをあちらこちらに散らばめられていて、そのお話に引き込まれるように聞き入っていた自分がいたのを、今もなお鮮明に思い出します。
 人口減少している地方都市では、大きくは仕事する場がないとか、都市部で仕事する方が価値があると思われる方が首都圏などの大都市部に流出しているんだとつくづく思い始めて、コロナ禍でフリーランスを中心に地方に移住してきているという話もあったものの、結局のところ、実態はそれほど多くはなかったわけです。
 今回は、地方で働くきっかけとして、地方に価値が見出せる仕事があれば、どうなるかをテーマに書かせていただきます。

◆東京都で暮らす人の意識

 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が2018年に「東京都在住者の今後の暮らしに関する意向調査」を発表しています。
 この調査は、人口減少に関する今後の対応策の検討の参考とするため、東京都在住者(男女)の今後の暮らしについての希望や関心について把握することを目的に、東京都内に在住の18~69歳男女 1,200人以上にアンケートし、集計したものだそうです。
 こちらの調査によりますと、東京都内に暮らすようになったきっかけは、自分自身の就職、自分自身の進学の順となっており、都内に住むようになった理由として、関東圏以外の出身者では「色々なチャンスがあると思ったから」が最も多かったようです。

東京都で暮らし始めた理由・目的(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局より)

 一方で、東京都以外での移住を検討するポイントとして、「生活コスト」や「仕事」が高く、特に関東圏以外の出身の人には「仕事」が検討ポイントとして半数近くいてることが調査結果で明らかになりました。

東京都以外への移住を検討する上でのポイント(表をクリックしますと、調査結果のリンク先へ移動します。)(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局より)

 このように、地方都市に生活コストも都内より抑えられ、かつ仕事があれば、特に関東圏出身以外の人にとって移住の可能性は高まると思われます。

ただ、

なんでもいいから仕事を創れば移住を考えてくれるということはあり得ません。首都圏や大都市部でもできる仕事であれば、買い物のしやすさや、交通の利便性なども移住を検討するポイントとして高い順位になっていますので、その地域でしかできない仕事が必要となるわけです。

◆東京一極集中は是正されたか?

 とは言うものの、そういう仕事って、一次産業や広大な土地が必要な製造工場くらいしかないのでは?と思っちゃいますよね・・・
 国を挙げて「地方創生」を取り組んで来て、早7年がとうとしていますが、結局のところ、東京一極集中は収まらず、地方都市の人口減少に歯止めがかかっていない状況となっています。
 首都圏でもできる仕事は、地方に行ってもできるかということになりますが、コロナ禍でリモートワークが推奨されていても、地方への影響はほぼなく、東京都の近隣の関東圏に移住しただけという結果におちいってしまっただけに終わっています。
 三井住友信託銀行の「経済の動き ~ コロナ禍での人口移動の変化調査」によりますと、 東京への転入が大幅に減っただけで、転出超過になってはいないのです。

都道府県別転入超過の状況(表をクリックすると調査概要のリンク先へ移動します)
(三井住友信託銀行「経済の動き ~ コロナ禍での人口移動の変化調査」(2021年5月号)より)

 このように、コロナ禍においても東京一極集中は是正されるどころか、まだまだ加速していきそうな勢いです。

◆きっかけ

 それでは地方都市はこのまま指をくわえて、人口減少を見守るしかないのかということになりますが、そうでもなさそうです。
 冒頭にお話をしました、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の調査でもありますように、東京都内に暮らしている人でも、地方移住を検討している人は少なからずいてます。条件が整えばと言うことになりますが、移住先として選ばれる場所は、やはり出身地であるみたいです。

東京都在住者の今後の暮らしに関する意向調査(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局・2018年10月)より

 年代別で見ますと、先ほどの三井住友信託銀行の調査によりますと、コロナ禍における生活意識の変化が、都内でかつ23区に住まわれている20代の人が地方都市への移住を希望する人が1/3以上いたと報告されています。
 確かに、20代だと家庭を持っている人は少ない、もしくは、いても小さなお子さんがいる程度で、地方移住へのハードルはそこまで高くないと思われます。
 こうした背景を受け、地方ならではの仕事を創り、地方で働いてもらう取り組みができないか、ずっと考えていました。
 後ほど、お話しますが、今回のプロジェクトのきっかけになったことが2つあります。
 一つは、地元大阪府立佐野工科高校の生徒たちが、プロのイラストレーターからイラストデザインのワークショップをして、つむぎやのロゴを作っていただいたこと、もう一つは、JTさんが取り組まれている「Rethink PROJECT」です。この2つのことは以前のnoteにも書かせていただいていますので、そちらもあわせてご覧ください。

◆Local Creator Project

 三井住友信託銀行の調査でもあったように、都内23区に住む20代の人が地方移住を希望する人が1/3以上いてるとありましたが、関東圏以外の出身者の東京都内に住むようになった理由や、地方移住の選択肢が出身地が多いことを踏まえると、首都圏に行かなくても、地方都市である程度稼ぐことができ、仕事の価値観を得られるのであれば、人口流出は少しでも抑えられるのではないかという観点から、地方でクリエイティブな仕事に就けるノウハウやスキルをつちかうお手伝いをして、加えて培ったノウハウやスキルを活用して、地方都市で活躍するクリエーターを育成することはできないかとずっと検討していました。
 なかなか他の事業も進めていることもあり、それだけに注力することはできませんでしたが、来る1月15日(土)から、このプロジェクトを始動させることができました。

Local Creator Project(Graphic designer編)チラシ
※画像をクリックしていただくとHPへ移動します。

 基礎編、実践編と分かれておりますが、全9回30時間のカリキュラムで開催します。

Local Creator Project(Graphic designer編)カリキュラム

 ただ教えて終わりではなく、基礎編・実践編全てのカリキュラムを修了した人には、グラフィックデザインの仕事の受注コンペに参加できる権利も与えられるという、ある意味、画期的なスクールとなっていますので、ぜひご参加いただければと思います。

◆VRSの考え

 よく育成セミナー的なことは、どこでもしていますが、育成しても培ったスキルを使わなければ忘れてしまいますし、趣味で習うのであればそこまで言う必要はないですが、そのスキルを勉強したいと思うのは、後々の仕事にかしたいと思っているから、それなりの金額を支払ってセミナーに参加しているわけですから、その支払った分を仕事に活かせる場がなければならないとVRSは考えています。
 「なりわいテーブル」にしても、今している「ミライ・カガヤク・ワークショップ」もそうです。次につなげていくための手段として使わせていただいています。
 11月に開催しました「つばさ通りリノベーション実践塾」もそうです。こうしたワークショップやセミナーは、目的を達成するための手段であるわけです。
 もちろん参加者側の目的と、運営するVRSの目的とは異なりますが、全ては需要と供給のバランスの上で成り立っていると考えています。
 ワークショップやセミナーに参加いただいた方の出口となる、活躍の場面を創ること、それがVRSが担っている役割と考えています。

VRSが考える需要と供給

 地道ながらも、一歩一歩、前に踏み出すこと、それがまちづくり事業で必要なことだと考えています。いいうつわを作っても、中に入れる料理がなければ、オブジェとして飾るだけしかなく、器本来の役割が果たせません。
 一部で古民家活用が持てはやされている節もありますが、オブジェとして古民家を使うならともかく、建物寿命をまっとうするために活用するのであれば、そこを使っていただいてこそ、建物寿命を全うする価値があると思っています。
 遊休不動産の活用もそうですが、今回の「Local Creator Project」は、育成して終わりではなく、そこからが始まりになる取組として、地域で続けていきたいと考えていますので、ご賛同していただける方は、参加者としてでも結構ですし、仕事の発注側としても結構ですので、ご連絡をいただければ幸いです。

 最後に「シン・ビジネス」も更新しましたので、そちらもご覧くださいね。

 今年のnoteは今回で終わりとなります。
 今年は、つむぎやのクラウドファンディングから始まり、夢を実現させていただき、それ以降も色々とチャレンジをさせていただけて、VRSにとって飛躍の一年となりました。
 また、みなさんには、このnoteを始め、VRSの発信する情報に、たくさんの方々からの応援やご理解をいただけたことを深く感謝申し上げます。
 来年は、より一層、飛躍できる1年になれるよう、頑張って参りますので、引き続き、応援の程、よろしくお願いします。


サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)