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この世に大切なひとりひとり

 ここのところ、急な大雨で各地で被害が出ていますが、被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。
 これも地球温暖化が原因なんでしょうかね。今、各地で脱炭素化社会に向けて、自治体を挙げて再生可能エネルギーの導入検討をされていますが、この暑さや異常気象の原因となる大気中の温室効果ガス濃度の高まりにより、平均気温を上げていることだと言われています。

 この最近の線状降水帯の頻繁なる発生で各地に被害をもたらせていることを考えると、いま自分たちが何をできるか、何をすべきかということを考えていく必要があり、未来を担う子どもたちに向けた負の資産を残さないように取り組んでいく必要があるのだと考えているところです。

 さて、ネットサーフィンをしていると、こんな記事を見つけました🎸

 学生の頃に聴きまくっていたミュージシャンたちが一堂に会してPVに出演しているだけでなく、それぞれがこの一曲のために歌っているではないですか!

すごい!

と思い、すぐに購入してiPhoneに取り込みました📱🎧

 この曲ができた経緯やコンセプトなども素晴らしいですが、この曲の一節も我々、一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)が取り組もうとしているコンセプトにも合致していたので、今回のnoteは「ダイバーシティ&インクルージョン」をテーマに書かせていただきます。
 ちなみに、この曲とはこちら↓です。

 この五人が集結した楽曲ですので、いわゆる「今時いまどき」の楽曲ではないですが、70年代〜80年代頃からのJ-POPやJ-ROCKを牽引してきただけあってその頃を彷彿ほうふつさせるいい曲ですので、また聴いてみてください。

▼ダイバーシティが進まない社会

 色々と企業方針を見ていると、最近「ダイバーシティ&インクルージョン」を謳っている企業がやたら増えてきています。
 「ダイバーシティ」は「多様性」、「インクルージョン」は「受容」を意味しますが、要はいろんな世代や性別、国籍、障害の有無などの外観の違いや、ライフスタイルや価値観などの内面的な違いに関わらず、それぞれの個性を認め合いながら、いいところを活かしていくということなんでしょうけど、本当にそれぞれの個性などが受け入れらて、いいところを活かせられているのでしょうか?
 最近は、色々と認める方向で社会は動いてはいるものの、例えば外国人が日本で生活するのに借りる物件がいまだに貸してもらえない地域があるとかいうように、まだまだ受け入れられていないところもあり、ダイバーシティ&インクルージョンが現実味を帯びてくるには時間がかかりそうですよね。
 受け入れられない背景には、先ほどの外国人に物件を貸す場合なんかは後々トラブルになるなど、勝手な思い込みが原因の一つにあると思われます。

住む場所がなく困る外国人(イメージ)

▼一人ひとりができること

 人それぞれ生まれた年代や国籍、社会背景、そして育った環境などが違っていますので、それぞれのルーツが異なるわけです。
 ですので、外見は違うように、中身も違って当たり前なんです。
 それを理解していない人がまだまだ多いですよね。特に一線をリタイヤした高齢者なんかは、「そんな常識もないのか」とか、「自分たちは若い頃はそうやってしてきたんだ」などと、どこかのテレビ局が放送している大河ドラマの時代にまでさかのぼったのかというくらい、常識という価値観を押し付けてきますが、価値観はそれぞれ個人の感覚であるわけです。
 これは前回のnoteにも書かせていただいていますので、そちらもご覧ください。

 みんなが同じことができても、同じ職業につくこともできないし、そもそも自分ができることは自分ですればいいわけですから、そんなところにビジネスなんか成立することもないのです。
 それぞれできることが違うから、それぞれのいいところをお裾分けしてもらうために、ビジネスが成り立つわけです。
 もちろん、ビジネスだけではないですけど、それぞれのいいところを持ち寄って、いいところを活かしあうことができれば、地域も社会もいいように回っていきます。
 冒頭に紹介させていただきました「時代遅れのRock'n'Roll Band」にこんな一節がありました。

我々が居なくなったって
この世の日常は何ひとつ
変わりはしないだろう
そんなちっぽけな者同士
お互いのいいトコロいいとこ持ち寄って
明日に向かって twist and shout,c'mon!

「時代遅れのRock'n'Roll Band」(桑田佳祐作詞)より引用

 自分たちが生きていける年数はたかだか数十年です。その人生を全うしたとしても、その人のことを知らない人たちの日常は変わらないのです。
 また、短い一生の中で実績を挙げて有名になる人がいれば、そういう脚光を浴びた人たちをそっと影から支える場所で活躍する人もいてるわけです。
 つまり、誰が優れていて、誰が劣っているということはないのです。
 しかし、脚光を浴びた人だけが頑張っているのではなく、脚光を浴びていない人も含めて、それぞれの役割は非常に重要なのです。
 みんな同じ役割で活動をすると、それこそ揉めたり争ったりしてしまい、結果を出すどころか、活動を続けることもできないのです。
 自分や誰かが優れているとか考えているうちは、まだまだダイバーシティ&インクルージョンは成り立たないわけで、自分の考えや容姿が違っても「認める」「受け入れる」ということができて初めて、インクルージョンが成り立つわけです。

インクルージョンな社会(イメージ)

 こればっかりは、頭の中でわかっていても、なかなか現実問題では難しい部分があり、その理由として「常識」という「価値観の押し付け」を捨てきれていないため、行動に移すのは難しくしているのです。

▼この世の大切な一人ひとり

 この世の中で大切でない人は誰ひとりいてません。しかしながら、一人でやれることは限られています。
 だから、他の誰かのいいところと自分のいいところを持ち寄って、明日に向かってイノベーションを起こしていくことで、素敵な未来の一歩に近づけていけるのです。
 そう、自分だけの幸せではなく、自分たちの幸せに向かって。
 そういう未来へと繋がっていく地域をVRSが活動する泉佐野市で目指しています。
 それぞれのいいところを持った一人ひとりが集まって、それぞれが活躍できる社会、それを目的として活動しています。
 そのためには拠点が必要となります。
 今、VRSでは泉佐野市からの委託を受け、遊休不動産を活用して新たな事業活動の拠点を整備する人に対して、その改装費などを補助する事業をおこなっています。

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 また、使われていない不動産(遊休不動産)を持たれている方に向けて、利活用セミナーも8月17日(水)18時〜開催します。
 単なる不動産の利活用の講演会だけでなく、遊休不動産を活用することで発生するファイナンスなども盛り込まれていますので、後日配信は行わない予定のため、ぜひオンラインでご参加をお願いします。

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 最近、ある不動産オーナーの方から、「またVRSさんが借りてもらえるんだったら、面白いことができそうなので、別の物件も紹介させていただこうと思ってます。」というお言葉をいただき、嬉しかったのと、非法人での3年間の活動は無駄ではなかったかなと思いました。
 2つのつむぎやの物件オーナーさんも、本当にVRSの活動を理解していただいていて、いい条件でお借りすることができています。
 つむぎやの物件オーナーさんや、先ほどのオーナーさんも含めて、いい不動産オーナーさんが現れてくれると、一人ひとりが活躍でき、ダイバーシティ&インクルージョンが叶えらる街にすることができると思っていますので、ぜひ不動産オーナーの方はお声かけしていただけると嬉しいです。
 よろしくお願いします<(_ _)>


サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)