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2021年を振り返る

 前回も挨拶させていただきましたが、改めまして、
 新年あけましておめでとうございます🎍
 今年もバリュー・リノベーションズ・さの(VRS)をよろしくお願いいたします<(_ _)>
 またまたコロナの新株が猛威もういを振るっていますね・・・
 みなさんも気を付けてくださいね。
 今回は、いきなり告知から入らせていただきます。

 まずは、地域で活躍するクリエーターを育成するプロジェクトで、今週15日から始まる「Local Creator養成プロジェクト」です。
 学生プランも出ましたので、学生の方、必見ですよ~

Local Creator養成プロジェクトカリキュラム
(画像をクリックしていただきますとリンク先へ移動します)

 続いて、本と自分の暮らすまちについて語り合うコミュニティイベント「Value Library」です。
 こちらは1月22日(金)19時から第1・第3金曜日に開催します。

Value Libraryチラシ
(画像をクリックしていただきますとリンク先へ移動します)

 このほか、まだ日程は確定ではないですが、つむぎや2号店(つむぎやAmenity)のオープンと、3月下旬に重大発表ありのVRSの活動報告会を開催させていただき、ひとまずは行政から支援を受けての活動が終わり、自走化して新たに活動をする形になります。

おっと

大事なことを忘れていました💦
 別アカウントで書かせていただいますnoteも更新して、そこで重大発表をしていますので、そちらもご覧ください。

 さあ、2022年最初のnoteですが、今回は2021年を振り返ってをテーマに書かせていただきますので、最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。

◆2021年の始まりは・・・

 一昨年12月2日から昨年1月18日までの47日間という長い期間でしたが、「SHARE BASE つむぎや」のリノベーションプロジェクト「泉佐野市│空き家を新しい挑戦が生まれる場所へと生まれ変わらせたい!」でのクラウドファンディングでのNEXTゴールまで達成させていただきました。

クラウドファンディングのNEXTゴール達成の模様

 このSHARE BASE つむぎやの誕生から、さの町場界隈のまちの雰囲気が明るくなっていきました。

まちが変化してきた様子
つむぎやに人が集っている様子

 このつむぎやがきっかけとなり、まちの空き物件の活用が進んだり、VRSの方にも、空き物件の活用のご相談も一気に増えていき、転機を作ってくれた物件です!

 この後、高校生たちのDIYのご協力もあり、4月1日からグランドオープンをしました。

つむぎやオープン時の模様

◆つむぎやから元気を発信

 つむぎやは4月1日からグランドオープンしたものの、その1週間後の4月8日には、またもや緊急事態宣言が発令され、まちにはまた暗雲が立ち込める予感を、このつむぎやに出店していただいた方々が、まちを元気にしてくれました。

コロナ禍でもまちに元気を与えてくれたつむぎやの出店者さん

 つむぎやがオープンして間もない時期に緊急事態宣言が出たことが、逆に功を奏して、つむぎやがマスコミに取り上げていただくことになりました。

マスコミに取り上げられている記事など

 これは、つむぎやのリノベーション工事をしている期間に、「なりわいテーブル」という、女性を主ターゲットとして、何かをしたいという人の後押しを一歩を踏み出すサポートをするワークショップを開催し、その出口支援としてつむぎやという場所を提供したこともあり、その方々が自分のやりたいことがカタチになった喜びとが相乗効果として、つむぎやから元気を発信していくことにもつながったのだと考えています。

なりわいテーブルの模様

 ちなみに緊急事態宣言期間の特別企画として、コワーキングスペースのモニタリングも実施しましたが・・・知らない人も多いのでは💦

コワーキングスペースモニタリング企画のチラシ

 最初のころは、つむぎやも結構チャレンジングなことをしていましたねw

◆まちに関わっていない人をどう巻き込むか

 VRSの今期の活動テーマとして「まちづくり」を掲げていました。
 「まちづくり」という言葉の意味は、結構幅広く、都市基盤整備や施設整備などのハード・インフラ整備に使われたり、イベントや出店促進と言ったまちのにぎわいづくりなどのソフト整備に使われたりします。
 ただ、VRSは他のエリアで失敗しているようなハード整備に力をそそぐことはせずに、どちらかというとソフト整備に力を注いできました。
 ハード整備しないと言いながらも、つむぎやのリノベーションは取り組みましたが、それには意味があり、このまままちを動かす人を待っていると、行政から支援を受けられる3年間の間に成果がでないことと、VRSの活動をそばで見ている人にもわかりづらいということもあり、VRSの活動をわかってもらい、成果につなげていくことを目的としてかかげ、その目的を達成したわけです。
 話を戻しますが、まちに関わって来なかった人をどう巻き込むかということですが、なりわいテーブルの開催や、つむぎやのオープンから、VRSの設立当初からの目的であった女性、特に育児世代の女性の社会進出支援というところはクリアできました。
 しかしながら、若い世代がまちに関わるという点では、まだまだ達成できていないと感じ、どう巻き込んでいけばいいかを考えました。
 そこで二つの事業を輻輳ふくそうさせながら実施することにしました。
 一つは、地域で働きながら地域のことを知らない人たちを巻き込む取組です。これは、泉佐野市の地の利である関西国際空港で本拠地を置くLCCのpeach aviation株式会社の従業員の方に、地域のことを勉強していただき、本職である機内でも泉佐野エリアのことも案内していただこうという、泉佐野市でなくてはできない取組「LOCAL ATTENDANT養成ワークショップ」事業です。
 最終的にはツアー商品として販売し、そこで案内していただくことを目的としていたのですが、色々な事情が重なり、大々的にPRもできなかったことから、最終的な商品販売にはつながりませんでしたが、それでも当初の目的であった地域に関わっていただき、興味を持っていただいたという点では成功を収めたと考えています。

LOCAL ATTENDANT ツアーの模様

 もう一つは、学生たちに、インターンシップとして、まちづくりに関わっていただき、地域の方々と触れ合いながら、地域に関わっていただく「まちづくりインターンシップ」です。
 インターンシップとしては長期間となる5か月という期間で、フィールドワークあり、ワークショップあり、オンラインによる講演会あり、最後にDIYもありとなかなか学校生活では経験できないようなカリキュラムで開催し、最後は受講者自身で、なりわいテーブル受講生と共同開催したマルシェにも参加していただき、最後はその経験を生かして「働く」をテーマに発表していただきました。

マルシェの模様

 また、VRSの事業ではないですが、DIYで頑張っていただいた地元の佐野工科高校の正規授業としても、つむぎやのリノベーションをしていただいています。

授業の模様

 この取り組みについて、過去のnoteにも書かせていただいていますので、そちらもご覧ください。

◆空き店舗に脚光を!

 そして秋には、今までの「まちやど実践ワークショップ」をよそおあらたたに「つばさ通りリノベーション実践塾」として、今までのリノベーションスクールの流れとは違った、やる気のある人を核としたワークショップとして開催しました。
 今までのやり方だと、当日まで物件がわからず、その物件次第で参加者のマインドが左右したこともあり、そのやり方だとエリアリノベーションにはつながらないという反省の元、コロナ禍の影響も考え、参加者の数も絞りながら、結果にコミットできる方法を、アドバイザーの嶋田洋平さんとも話をしてスキームを構築していきました。
 場所は、全国どこの商店街も同じようなものですが、さの町場付近にある商店街が壊滅的なシャッター通りになっていて、閉店してしまうと次が入らないことから、年々シャッターが下りている店が増えてきている状況です。

今の商店街の模様(イメージ)

 実践塾の結果は、参加した2ユニット中、1ユニットは成約を取り付けましたが、もう1ユニットは不動産オーナーがユニットから提案された家賃のことで貸し渋りされ、不動産オーナーの方から断りの連絡が入り、残念ながら成約には至りませんでした。

しかし

 これまでのまちやど実践ワークショップでは、このままで終わっていたと思いますが、今回の実践塾は核となる人物の想いが違っていました。
 と言うのは、成約にこぎつけたユニットの出店する場所の近くも空き店舗だらけのため、その物件を見に行ける人が写真を撮り、オンラインで会議をしながら、何かできないかと今もなおSNSを使ってミーティングしています。

最終プレゼンテーションの集合写真

 VRSが誕生して、少しずつまちが動き出してきていると実感した瞬間でした。

◆女性の更なる活躍をサポート!

 VRSの活動を始めたときに掲げていた目的として、女性の社会進出支援というキーワードがあります。
 初年度となる2019年に「夢ひらく未来スクール」としてセミナーを開催しましたが、受け身のスタイルでは参加者が期待できないということと、やはり、スピーカーの人が参加者の目線ではないということもあり、このまま継続しても成果がでないと考え、次年度以降は実施することを諦めました。
 「夢ひらく未来スクール」は委託していたこともあり、VRSとしては参加者を募るというより受け身のスタイルだったこともあり、新たに着手するワークショップは自分たちで作り上げていこうと、色々と他のエリアで取り組まれているワークショップなども参考にしながら、カリキュラムを組んでできたのが「なりわいテーブル」です。
 これは「小商い」という、自分の空いた時間で、自分の好きなことを仕事にする一歩を後押しするワークショップで、主には子育てママをターゲットとしたものです。
 最初は参加する人がいるのかと思っていましたが、矢口真紀さんの「私たちの月3万円ビジネス 体験ワークショップ」を開催したこともあり、当初思っていた以上に参加してくれました。

私たちの月3万円ビジネス 体験ワークショップの模様

 もちろん、そのあとの出口として、活躍できる場所があるということも大きかったのだと思いますが、最初にお話しましたように、自分たちの夢が叶った人たちが、コロナ禍で冷え込んだまちに元気を与えてくれたところにつながったきっかけとして、このなりわいテーブルは大きな役割を果たしてくれたのだと思います。

なりわいテーブル プレゼン大会の記念撮影

 また、なりわいテーブルとつむぎやのスキームが、VRSが当初考えているビジネススキームを構築につなげてくれたのだと思います。
 しかし、なりわいテーブルはやりたいこと、できることがわかっている人には、その後押しをするきっかけを作ることができますが、何かやりたいという気持ちはあるけれども、何ができるかわからない人も結構いたりします。
 そういう人向けに、なりわいテーブルのスキームをベースとして、自己理解、自己肯定、そしてなりたい自分の将来像を見つけるワークショップとして、「ミライ・カガヤク・ワークショップ」を年末に開催しました。
 参加者の中には、もう自分がわかっているような方もおられますが、場をなごましてくれていて、これから先、どういう方向性に導かれるのかわかりませんが、ここを起点に「なりわいテーブル」や「リノベーション実践塾」につなげていけると、まちの賑わいだけでなく、まちに潤いも出てくると考えています。

ミライ・カガヤク・ワークショップの模様

◆「働く場所」にこだわる

 以前、地方移住の取組をしている企業の代表者の方と意見交換をさせていただきましたが、その方が仰っていたお話に興味のあるお話があったので、紹介させていただきます。

「どこでもできる仕事なら、わざわざ自分の住む今の場所を捨てていく必要ないですよね? その場所でしかできない仕事で、かつ、その仕事やその場所に価値があると思うから、その場所で暮らそうと思うんですよ!」

 確かにそうだと思いました。
 逆を言えば、地方と呼ばれている地域でも、都会でやっていることと同じことをしようとしています。

「なぜ、そこでするのか?」

そのロジックが成立していないのです。
 自分でいいものを作ったと自画自賛しても、人から見るとそうでもない、そんなことって多々あります。ましてや、都会でやっている取り組みをこの地域に持ってきても、そもそもその地域でなかった理由は何なのかを理解せずにやることが無謀なのです。
 自分のやっていることを評価されたい、有名になりたいと思って、もし、そういうことをしている方に、次の言葉を捧げます。

 現場のことも把握せず、机上の論理だけで事業を進めるのは、無駄な時間とお金の使っているだけなのです。

 需要と供給のバランスを考え、そこにチャンスがあれば投資する、それがビジネスです。

 今年はVRSにとって、勝負の年になりますが、価値のある「働く場所」にこだわって、今年もVRSは活動を続けますので、応援の程、よろしくお願いします。

2021年を振り返って(アルバム)


サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)