できない中で何ができるか?
何年かぶりに寝込んで仕事を休んだ。
寒暖差に低気圧、前々日からの食事の偏りや睡眠不足など、思い当たる節しかない。
咳き込むわけでもなく、熱があるわけでもなく、ただただ頭痛。(頭が割れるかと思うぐらい)
お店は定休日(木曜日)だったものの、不幸中の幸い…というわけでもない。
毎週水、木、金曜日は定休日だが、1日は(できるだけ)休み、残り2日は仕込みに充てている。
水曜日をオフにしていたので、残り2日間の仕込みの1日を棒に振ったことになる。
お陰で今日(金曜日)は朝からお店に缶詰で、結構頑張って働いたと思う。
缶詰の1日を振り返って気づいたのは「意外とできる」だ。
やるべきことに対する持ち時間が半分になってしまったものの、意外と慌てることもなく、無駄な時間もなく仕込みが捗った。
いつもとは異なり、本当に限られた時間しかない状況。
半ばあきらめのような気持ちが、逆に良かったのかもしれない。
お店を始めて2年目ごろから、無理はしないと決めてきた。
瞬間的には良くても、長い目で見たときに、必ずシワ寄せが起こることは想像に易いから。
頭が割れるほどの頭痛で仕事をしてもパフォーマンスは下がるし、翌日にも影響が出るかも知れない。
それならば、1日しっかり休んで翌日に良い状態で仕事をする方が遥かにマシ。
「今できる最善は何か?」を考えるのに等しい。
追い込まれた感も否めない中、進捗があったのは前日に仕事をあきらめたから。
むしろ、今日1日を振り返ると、思い切って2日間をオフにしても(今回の仕込み量であれば)、パフォーマンスを上げた状態であれば1日で十分に捌ける仕込み量だったともいえる。
2日間に分けてダラダラと仕込むより、エネルギーを凝縮して1日に集中する方がずっといい。
空いた時間は次のブレンド案やアイデアを練ることや、好きな読書にも充てられる。
できない中で何ができるか?
この考え方が、仕事が無駄なく進捗するのに大いに役立ちそうだと実感した頭痛明けの仕込み日の話。(言われればあたりまえなんだけど、なかなか難しい)
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