器具の意味変「インテリアとしてのコーヒー」
モノがあふれている時代。
にも関わらず毎年、新商品のコーヒー器具がリリースされます。
よくそんなにネタがあるな…と感心するほど。
この数年で実感しているのは、「コーヒー器具の意味が変わった」ということ。
実際、「コーヒーを淹れる機能」という点ではほとんど進化していないように思います。
すべての器具を使ったことはありませんが、原理は推測できます。
むしろ進化しているのは「コーヒーを淹れていないときの機能」。
見た目の美しさは年々向上しています。
たとえば「コーヒードリッパー」。
以前はプラスチックや陶器が主流でしたが、この5年ぐらいの間にステンレスやガラスのものが登場。
ガラスのコーヒー器具は清潔感があります。
ステンレスもガラスと組み合わせることで清潔感と高級感が生まれます。
つまり、コーヒー器具に求められているのはインテリアとしての役割。(もちろん、コーヒーを淹れるための機能は果たしたうえで)
コーヒーに対する満足感を、「淹れる以外のこと」から向上させようとしているのだなと感じます。
ひとつの器具を長く使いたいし、それは素晴らしいことですが、カタチあるものはやがてこわれます。
つぎに新しい器具を買うときは見た目にもこだわって、自分自身を楽しませてあげようかなと思います。
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