進捗ループは職場も家庭も
「将来結婚したとき、奥さんにそういうこと絶対言うなよ」
高校時代の親友に釘を刺されたことがある。
「ゴミ箱」
「ティッシュ」
「お茶」
手術で執刀医が「メス」とか言うのとは訳が違う。
親しい間柄であっても「言葉にしなければ伝わらない」とはよく聞く話。
親友宅で「ゴミ箱取ってくれない?」を端折って「ゴミ箱〜」と言ったときに先のことを注意された。
「そこまで言わなくても分かってくれる」が原因で各所で事故が起こる場面を何度目にしたことか。
一緒にいる時間が自然と長くなる家族では気をつけたいところ。
とくに我が家は2人でお店を運営しているので、ほぼ24時間、同じ空間にいる。
ときどき仕事中の忙しい時間、僕の伝え方や言葉の選び方がよくなくて、閉店後や帰宅後に社長主催の反省会なるものが開催される。
最終的に僕が謝罪して終わるパターンではあるのだけど、「それぐらい分かってよ」ということが根本の原因であることが多い。
気分良く仕事をすることは、仕事に対するモチベーションに大きく関わるそうだ。
それが仕事のパフォーマンス(進捗)に影響し、気分良く仕事ができる。
ようするに「進捗のループ」が生まれる。
実際、反省会が開催されない日(その方が多いのだけど)は、いい仕事ができたなと思えることが多い。
職場という舞台が家庭に変われば、家庭における進捗ループも同様だ。
日々の些細とも思える言動の一つが、気分良く家事をするとか、同じ時間を楽しむとかに繋がる。
家も職場も同一線上にある場合には、職場でも家庭でも、日々の出来事が進捗ループに関わってくるように感じている。
といっても、社長のご機嫌とりのために24時間、戦々恐々としているわけではない…と思う。
「ゴミ箱」
「ティッシュ」
「お茶」
親友との約束は今も守っているし、非常にありがたいアドバイスをもらえたと思っている。
今日も「ゴミ箱!」「ティッシュ!」「お茶!」と言う社長の声が家に響き渡るのみである。
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