コーヒーの香りを楽しむには
今回は、「コーヒーのアロマとフレーバーをもっと楽しみましょう!」という話題です。
結論からいうと、「コーヒーをカップいっぱいにして飲むのではなく、あえて半分くらいにして飲み始める」とより楽しめます。
アロマとフレーバーは「香り」のことですが、あえて横文字にしたのには理由があります。
アロマ…鼻から入る香り
フレーバー…鼻から抜ける香り
そう、香りは2つの経路から感じるもの。
アロマを感じた後にフレーバーを感じることになります。
アロマはイメージがつきやすいと思うので、まず、フレーバーについて。
フレーバーは口に入れたものを飲み込む際、その香りがノドから鼻に戻ってくるときに感じるものです。
このため、フレーバー(香り)と味を一緒のものだと脳が錯覚する「オーラルリファラル」という現象が起こります。
その結果、僕たちはフレーバーが感じられないと味がよくわからないと感じます。
風邪や花粉症のせいで鼻が詰まっているときに味がわからないと感じるのは、アロマはもとよりフレーバーが感じられないためというわけです。
ちょっとややこしいので、ここでは思い切って
「フレーバー」=「味」
と捉えてみてください。
(くれぐれも説明を簡単にするためです!専門家の耳に入ったら僕が怒られます(笑))
次に、アロマについて。
イメージがつきやすいとは言いましたが、意外と放置されがちです。
たいていの場合、アロマが先でフレーバーが後に感じるもの。
実際、僕たちの脳内では「アロマを感じ、その後のフレーバーを予測する」という処理が行われているそうです。
そして、このアロマとフレーバーが一致することでより一層の香りを感じ、「満足感」が得られます。
満杯のカップからコーヒーを飲むと、この順序が入れ替わるため、本来得られるはずの満足感が下がってしまうわけです。
ワイングラスに少量注がれたワインをイメージすると、十分にアロマを感じた後にフレーバーを感じる設計になっていると思いませんか?
缶コーヒーの場合はフレーバーを先に感じる設計のため、下がってしまう満足感を香料で補っているんじゃないかと推測します。(実際に香料は使用されていますし)
そう考えると、飲み口が広くなったショットボトルの方がより満足感が増し、おいしく感じられるための設計なのではないでしょうか?(缶コーヒーに比べて後発という点でも)
カップに注ぐ量を減らすだけで、コーヒーへの満足感が増すのなら是非明日から試してみる価値ありだと思いませんか?
大事なポイントは「アロマを感じた後にフレーバーを感じること」です!
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