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本日ハ塗装屋ナリ

長期休暇を取るとき、定休日の前後にプラスで1、2日の臨時休業を設けることが多い。

cafe旅人の木の定休日は水、木、金曜日なので、だいたい4、5日間の休業になる。

このnoteでもときどき書いているのだけど、定休日は買出しと仕込み、あと、行きたい所に月に1回行けるかどうかといったところ。


今回は11月9日(水)〜13(日)がお休み。

ただ、定休日外でのセミナー受講や個別の用事(どうしてもその日でないといけない)が重なっている。

つまり…長期休暇といっても秋休みとか冬休みといったものでなく、外せない予定を優先した結果のお休み続き。

だから、この機会を有効活用するため、社長の号令で定休日にはできないお店のメンテナンスに充てる時間を作った。(だいたい定休日には何かしらのメンテナンスはしているのだけど)


その代表が木材家具のメンテナンス。


木の家具って温もりがあって、なんかいい。

ほとんどの人はそう思うだろうし、僕たちもそう思っているのだけど、それを維持するのが結構手間な点は忘れられがち。

というのも、木材は傷みやすいから。


表面の塗料がはがれた部分に水が浸透すればシミができるし、放置すればカビが生える。

とくに「地下」は地上よりも湿気が溜まる(降りてくる)ので、24時間365日間、換気扇を稼働させておかないと空気が重たく感じる。

加えて梅雨時期や長雨の期間は24時間除湿がマスト。

それでも定期的な除菌処置を怠ると非常に残念な結果になる。

実際、開業初年度に扱っていた家具類の中にはカビが原因で処分せざるを得なかったものも多い。


店内の塗料には、なるべく自然由来のものを採用している点もメンテナンスにかかる負担の原因。

絵の具のようにハケで塗って「はい、おしまい」ではないから。


塗装した棚板を立て掛けるスペースに塗料が付着しないように養生(ビニールをかけるとか)が必要

塗って、しばらく間を置いて布で残った塗料を拭き取り、場合によっては二度三度と重ねる場合もある。

おまけに、塗料を塗ると数日間は臭いが残る。(塗った翌日に営業はできない)

さらに、少なくとも年1回(というか定期的に)は家具の状態をチェックして、再塗装が必要かどうかを確認しておかなければならない。

塗装屋か。(本業の人は本当にすごい技量だけどね)


塗装疲れ気味の社長

木の温もりのあるお店って最高じゃん…という思い。

実際にそれを維持する手間。

天秤にかけた結果、ギリギリ前者が勝ったといった現実。

開業した5年前、店舗内塗装をDIYしたからこそパパッとできる話だけど、お店の仕込みとは別に発生する作業はさすがに骨が折れるもの。

これからお店始めようとしてる方、家具を検討中の方。

この現実がご参考になれば幸いです(笑)


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