見出し画像

贅沢にいい加減においしく淹れる

市場調査のために購入した市販のドリップバッグコーヒーの在庫が多すぎてつい、横着なことをしてしまった。

後悔はしていない。

できれば小分けのコーヒーがあるとリサーチ側にとってはうれしいが、メーカーさんからすると現実的ではないのでやむなし。


コーヒーは粉量を増やしてササっと淹れると、意外とおいしく淹れられる。

たとえば、10gの粉量で1杯を淹れるよりも、15gの粉量を使う。

ただし、いつもよりもササっとお湯を注ぐ。

以上。


粉量を増やすと当然、出来上がるコーヒーの濃度は高まる。

返って飲みにくいのでは?と思うが、ササっとお湯を注ぐことが大きな意味をもつ。


ところで。

コーヒーを淹れるとき、時間をかけてドリップするほど雑味成分が抽出される。

逆に短時間でドリップすると雑味成分は抽出されにくい一方で、コーヒー全体の濃度が低くなる。


粉量を増やすとは、お湯が抜けにくくなることでもあるから、物理的にお湯を抜けやすい状態を作る必要がある。

その方法は以下2点。

① 粉を粗挽きで用意する。
② お湯を注ぐスピードを上げる。

①はコーヒーミル次第(粒度調整が可能かどうか)なので、淹れ手がコントロールできる②がポイント。

点滴のようにポタポタ注ぐのではなく、「ちょっといい加減じゃない?」ぐらいで注ぐのがおすすめ。(神経質な人ほど「いい加減」がいい)


ようするに、たくさんの粉を使って、あっさりめのコーヒーを淹れるとおいしくなる。

とはいえ、100gの粉を使ってカップ1杯分はやめておいた方がいいと思う。

あくまで普段より多めの粉を使ってみるのがいい。


今朝はドリップバッグ3袋分の粉をペーパーフィルターにセットして2杯分のドリップコーヒーを淹れた。

コーヒーもきちんと使えるし、一度に2人分淹れられるし、そこそこおいしく淹れられるし一石三鳥。

中途半端に(次の1杯分には足りないぐらい)コーヒー豆が残ってしまうなら、思い切って多めに使ってしまうのもおすすめ。


コーヒーに関するマガジンを書いています。
すぐに実践できそうなことや日々の気づき、実際にお客様から頂いた質問などを僕自身の視点でお伝えしていきます。

フォロー、いいね、頂けるとうれしいです。

コーヒーについての質問もお気軽にどうぞ。
【匿名質問箱マシュマロ】

______________________________

【お店の案内】

【Instagram】 http://instagram.com/cafe.tabibitonoki

オンラインショップにて自家焙煎コーヒーを販売しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?