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コーヒーに付ける名前のちから

ここ最近、冷えが原因で体調不良になる日が続いた。

定期的に通う整体の先生に「はらまき」を勧められたので早速検索。

どうやら現在は「ボディーウォーマー」というお洒落な名前になっているらしい。


名前変われば新商品だ。

「はらまき」と聞いたときは、何だかオジさんが愛用する古くさいイメージ。

「ボディーウォーマー」と聞いた瞬間に、機能的かつ機能美を備えた冬のマストアイテムに生まれ変わる。


お店を始めて2年目から、「季節のブレンド」なる期間限定のブレンドコーヒーをリリースしている。

ちなみに2020年10月現在までのラインナップは以下。


・ニューイヤーブレンド
・ショコラブレンド
・春の兆し
・若葉 揺れる
・あじさいのしずく
・夏のおもひで
・秋晴れの空に


名付け親は社長(妻)だが…さすがだなと思っている。

徐々に詩人のようなネーミングになっている。

将来は芸術家か。


ところで。

食事のとき、それが何かを知らずに口に運ぶ人はいない。
(※闇鍋は除く)

口にしたものに納得するかどうかに重要なことは、「その名前に期待が持てるかどうか」だ。


とくに、メニューの名前がレストランのそれのように、より魅力的な方が食事客の満足度が上がるという結果がある。
(名前を変えただけで需要が10倍になるなど)


たとえば、

チョコレートとショコラ、

サラダパスタとパスタ入りサラダ、

腹巻とボディーウォーマーなど。


先に挙げた「季節のブレンド」の名前は具体的というよりは抽象的。

というのも、コーヒーの場合は複雑な香味が多く、はっきり「コレ」というものが掴みにくい。

「イメージを膨らませたうえで飲む」方が、それに合った味わいを探しやすい。
(そういう意味ではイメージ自体が具体的といえる)


実際、これら「季節のブレンド」の感想はなかなか良く、リピートして頂ける方も多い。
(ありがとうございます!)

淹れたコーヒーを誰かに飲んでもらうとき、「コーヒー」として出すのではなく、「その味わいをイメージしやすい抽象的な名前」を付けてあげると、飲み手の満足度を一層上げられるかも。


「田んぼのあぜ道を自転車で駆け抜けたときのようなコーヒー」と2017年に社長に言われたとき、正直なところ小馬鹿にしていた。

が、あながち間違いない表現の味わいだったことを今思い出しながら書いた今回の記事。



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