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経営とは生き方を決めること

とあるお誘いで、カフェ経営について話す機会をいただいた。

なんだか恐れ多いのだけど、ご指名いただいたことは素直にうれしいし、可能な限り全力で応えたいと思うのは僕だけではないはず。


カフェの仕事とカフェ経営とは結構異なるものだと思っている。

前者は現場レベルのこと、後者は店の指針を決めること。

前者は具体、後者は抽象。

そんなイメージを持ってきた。


ところで、なんでも経験してみることはかなり大事だ。

それが興味あることならば尚更。

カフェの仕事に興味あるなら実際にその業務に携わってみたり、色んなお店に行ってみたり、自宅でもコーヒー淹れたり、ケーキ作ってみたり。

漠然と興味あると言っていても始まらないし、まず一歩を踏み出すことが次に繋がるし、僕自身、そういう経験があって今がある。

そう、カフェの仕事って経験するチャンスが結構あるように思う。


じゃあ、経営することを経験するというのはどうするんだっけ?

そもそも実際に自分が経営者になる他ないのでは?


冒頭に書いたカフェ経営についての話というお題をいただいたとき、「自分にとって、経営するってどういうことだっけ?」と考えを整理する中で、なかなか答え(正解があるものでもないと思うのだけど)が見つからなかった。

もちろん、経営の意味は調べればこんなふうに出てくるのは知っている。

事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。

デジタル大辞林

ただ、これだと「ザ・会社」みたいなものを連想する人も多いのでは?

実際のところ、旅人の木は社長と僕の2人で経営しているし、メインで働くのも同じ2人だし、(社長というワードが飛び出すもののそれはご存知の通り奥さんの店での呼称なだけである)ようするに自営業なので、上記の説明だとどうもしっくりこない。


で、この2、3週間ぐらいずっと頭の中に置いていた課題を最近ようやく言語化できたので報告させてほしい。

自分たちが経営するお店で自分たちが働く。

それってやることなすこと全てが自分たちに返ってくるわけだから、「店=自分たち」という式が成立する。


つまり、自分たちにとっては「店の指針を決める=生き方を決める」もの。


今のところこの表現が最も腹落ちしている。


お話の依頼をいただくのはシンプルにうれしい。

それ以上に、改めてそのお題と向き合い、自分の中にあるフワッとしたイメージを言語化することで伝えることがより明確になるように思う。

「経営=生き方」と明確にできたことで、さらに経営に熱が入りそう。


フワッとした内容だけど、ちょっと聞いてほしいなと思って文章にしてみました。


cafe旅人の木での日々のことを書いています。

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