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何をもって鮮度の良さか?

最近は暑さも手伝って、割と早めに帰宅している。

というのも毎年この時期は、お客さんの数が少なくなるので、「営業中の仕事」も少なくなるから。(仕込みや準備はあるけど)

おかげで自宅の冷蔵庫内の食材を、いたむ前に美味しく頂ける。(いいのかわるいのか…)

ともかく、鮮度が良い食材を楽しめるのは最高だ。


コーヒーにも鮮度がある。

ただ、これが色々あって、どの時点でもって「鮮度がいい」と解釈するかは人それぞれ。

豆を挽いてからの時間。(これは早いほうがいい)

コーヒーを淹れてからの時間。(冷めた方が美味しいという人もいる)

焙煎してからの時間。

生豆が入出港してからの時間。

収穫してからの時間。

細かく見るともっとあるけど、パッと思いつくのはこんな感じ。


先日、収穫年の異なるコーヒーを飲み比べる機会があった。

新収穫もののコーヒー生豆。緑際立つ感じが水分量の多さ(鮮度)のバロメーター
旧品。自然に水分が抜けて、若干黄色がかった色合い。

どちらもおいしい。

けど、2つ同時に飲み比べてみると、香りの強さとか味わいの奥行きみたいなのは新しいものの方が良かった。

パワーがあるというか、生き生きした感じというか。

そもそもコーヒーは農作物なので野菜同様、収穫してからの時間というのはやはり影響があるなと感じた。

じゃあすべて新しいもので…というのもいいけど、旧品でもやはり十分においしい。

どちらか選んで、もう一方を切り捨てるにはかなり惜しいぐらいに。


何を選ぶか?

とくにコーヒーにおいては保管の仕方も影響が大きいので、「収穫からコーヒーを淹れて飲むまでの時間がいかに短いか?」が、鮮度を決定づけるわけではない。(コーヒー以外にも当てはまると思う)

結局、自分が納得して「美味しい」といえるコーヒー。

それが鮮度の良さなんじゃないかと感じた話。


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