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KUNITACHI BREWERY「くにぶる」プロジェクト始動

こんにちは。一橋大学経済学部5年の瀬﨑章吾です。この記事では、くにぶるプロジェクトについてご紹介します。

くにぶるプロジェクトは、KUNITACHI BREWERYのクラフトビールを軸に学生視点で地域振興をするプロジェクトです。一橋大生を中心とする若者世代にKUNITACHI BREWERYの認知度を高め、リピートするファンを増やすことをめざしています。


クラフトビールって?

皆さんは、「クラフトビール」って何かご存知ですか?

実は、クラフトビールには明確な定義はありません。「小規模な醸造所で伝統的な製法で作られるビール」くらいの定義なのです。

1994年に酒造法が緩和され、小規模な醸造所でもビールをつくることが可能になりました。その結果全国各地、主に観光地で出現したのが「地ビール」です。しかし、地ビールは品質のばらつきが大きく、言ってしまえばあまりおいしくないものも多かった。そんな中、特に品質にこだわりを持って作られた地ビールが、アメリカで「クラフトビール」という新しいブランドで流行します。これを受け、2010年ごろ国内でもクラフトビールというコンセプトが広がりました。


KUNITACHI BREWERYとは?

KUNITACHI BREWERY(通称「くにぶる」)は、「古いは新しい」を醸造理念に掲げるクラフトビールのブルワリー(醸造所)です。2020年に国立市東3丁目に誕生し、ストーリーある商品を生み出し続けています。

KUNITACHI BREWERYホームページ:https://kunitachibrewery.com/

醸造長の斯波克幸氏(通称:しわさん)は「古いは新しい」を醸造理念にかかげています。ただ美味しいクラフトビールをつくるだけでなく、ビール一つ一つに関わっているひとやまちの想いを載せて醸造しています。

▲あけに恋して

2022年に発表した「あけに恋して」は、国分寺赤米プロジェクトで育てられた「武蔵国分寺品種赤米」の新米を使ったビールです。このようにビールは副原料に様々なものを入れることが可能で、ストーリーに合わせたビールをうみだしています。

■醸造長・斯波克幸氏
1979年、府中市生まれ。お酒の飲めない学生時代を過ごし、音楽の道を志す。
やがて「文化はどこからはじまって、続いているのだろう」という興味から、日本の歴史を遡って調べていくうちに興味分野が“発酵”文化に、そして“ビール醸造”に集約され、ビールに関心を持った。
静岡市のブルワリー『AOI BREWING』で3年間醸造士として働き、1年間は醸造長を務めた後、国立駅舎が再築され新しく生まれ変わった2020年に国立へ再び戻り、くにぶるの醸造長に就任。


PJ立ち上げのきっかけ

くにぶるプロジェクトは学生団体澁澤塾の地域活動セクション、「Kuni Project」の活動の中で立ち上がったプロジェクトです。発起人の私(瀬﨑)がKuni Projectを通じ国立の様々な方とお話していく中で、合同会社三画舎代表兼国立本店「ほんとまち編集室」代表の加藤健介さんに醸造長の斯波さんをご紹介いただいたことがプロジェクト立ち上げのきっかけです。

澁澤塾、クニプロでのそれまでの活動に大きな魅力を感じていたことに加え、元々クラフトビールを好みKUNITACHI BREWERYのビールも国立駅前のSEKIYA TAP STANDで飲んでいた私にとって、斯波さんの考え、KUNITACHI BREWERYのブランド、そしてプロダクトは非常に魅力的で国立を盛り上げるのに最適と感じ、ぜひ一緒に何かやりたい!ということでこのプロジェクトが始まりました。


活動内容紹介

先ほども紹介したように、私たちは一橋大生を中心とする若者世代にKUNITACHI BREWERYの認知度を高め、リピートするファンを増やすことをめざしています。現在、複数の活動をしています。

まず1つ目が映像制作です。現在、美大の方と共同で、くにぶるのクラフトビールを生活の中で飲むイメージが湧くような映像制作に取り組んでいます。2つ目がイベント運営です。3/7に、マーケティングに関するディスカッションと醸造所見学を組み合わせたイベントを開催します。マーケティングやまちづくり、クラフトビールに興味のある一橋大生に、くにぶるを通じて自分事として考えてもらうきっかけづくりを目指しています。

3月7日には、醸造所見学とマーケティングワークを組み合わせたワークショップを開催します。

追記:3/7のイベントには17名の学生が参加し、大盛況となりました!

上記2つの他にも、学生団体ならではのつながりやフットワークの軽さを活かし、アンケート調査、分析など行っていきます。販路拡大や、販売チャネルの改善につながる施策提案をしたいと考えています。後述する活発なメンバーとともに、常に活動を模索し、施策を打ち、見直し、次につなげていくサイクルを回していきます。


くにぶるプロジェクトの雰囲気

くにぶるプロジェクトは、3月以降のプロジェクト本格始動に対応すべく、現在5名のコアメンバー体制で準備を進めています。メンバーは以下の通り。様々な活動をしてきた面々で、楽しく活動しています!ビールから政治から音楽からファッションまで、いつもいろいろな話が出て楽しいです笑

瀬崎章吾(5年): 経済学部5年。一橋大学に学生団体澁澤塾を立ちあげ。他にもミュージカルサークル劇団WICKや、インタビューメディア「lifepedia」を立ち上げ。
岩崎貴大(4年): 商学部4年。主にキャリア支援団体での活動(知るカフェ・en-courage)や企業でのインターン(Sales-log、フェズ、INCLUSIVE)に勤しむ。
木村剛瑠(4年):社会学部4年。学生団体AIESECにて海外インターンシップ事業運営。合同会社Renovate Japanを立ち上げ・運営中。来年度より一橋大学院社会科学研究科に在学予定。
上杉篤史(3年): 商学部3年。KODAIRA祭実行委員会、澁澤塾所属。国立近郊の飲食店をめぐる企画「くにたちグルメスタンプラリー」の代表として800人を集客。
亀井康希(3年):法学部3年。学生団体澁澤塾で連続講義「Shibusawa Conference」やWebメディア「一橋名鑑」を立ち上げる


今後行いたい活動:我々はどこに向かっていくのか?

今のところ、こちらのプロジェクトでは終了期限は設定していません。私を含め大学を卒業するメンバーがいますが、卒業してもメンバーは継続して活動していきます。そのくらい可能性があるプロジェクトだとメンバーが感じているからです。

我々のような学生にとって、ビジネスに触れたいと思っても、なかなかそういったチャンスが少ないのが実情。KUNITACHI BREWERYのホームページやプロダクト自体がとても洗練されている魅力的なもので、それに関われるということだけでなく、実際の商材を使ったマーケティングの実践ができる面白さがあります。「突き抜けたストーリー、デザインが無いとブランドはできない。町が変わらない。」「『国立にしては』という発想ではいけない。」こういったお話や、現場の苦労を直接お聞きしながら、まちづくりに関して主体的に活動していける面白さがあります。こちらへの期待値も高いので、それも刺激的です。

ブルワリーに関する施策の提案、実行以外にも、中央線沿線のイベント運営、IoT関連のお話、国立「お酒の町」計画なども既に出ており、今後さらにたくさん広がっていく魅力的な企画だと考えています。正直、学生でここまでのお話に関わらせていただく機会はなかなか無いです。


こんな人におススメ!

私たちは、大々的に運営メンバーを募集しているわけではありません。比較的経験のあるメンバーが、これまでの経験を活かしてリサーチやマーケティング、分析、企画、発信などを自主的に行っており、それ自体にもモチベーションを感じているため、この体制が続いていくと思われます。ただ、いつでもメンバーは募集しているので、KUNITACHI BREWERYや我々くにぶるプロジェクトの理念に共感してくれる方、何らかのスキルを持っている方、先輩の中でも主体的に動いてくださる方、ぜひクニプロの各種SNSやお知り合いの方まで連絡ください!まずはとにかく話を聞きたいという方でも大丈夫です。

活動自体には興味がないという方も、ぜひ一度くにぶるを飲んでみては。
一緒に国立を盛り上げていきましょう。ご連絡お待ちしています。

お読みくださりありがとうございました!

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