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#20201114 『キングコング西野の次なる野望』

おっす!

Webクリエイターのくにです!

番外編として「西野亮廣エンタメ研究所 過去記事投稿」をしています。

今回は、
『キングコング西野の次なる野望』という記事です。

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【2020年11月14日投稿記事】 著者:西野亮廣

さて。

今日は『キングコング西野の次なる野望』というテーマでお話したいと思います。

映画『えんとつ町のプペル』の公開前に、もう「次なる野望」を語ってしまうのが、西野なのです。

我慢して聞いてください。

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▼ 次の文化を生み、守る
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映画『えんとつ町のプペル』は、コロナという強敵の存在はあるものの、しかしながら「全国300館上映」という恵まれた環境で戦わせてもらっています。


もちろん、この環境はマグレで手に入れたものではありません。

映画公開前に(チラシとして)絵本を出版し、多くの方のお力をお借りして、国内外で個展を重ね、涙涙の草の根運動で「50万部」を売り、ようやくもぎ取った環境です。


映画公開までに実に8年の時間を要しました。

シビアな表現をすると、『えんとつ町のプペル』は8年かけてようやく“商業的な匂い”をまとったから、今回のように大きな映画館で上映できることができわけですが……


その裏では人目に触れることもなく、静かに消えていった作品がたくさんあります。

「役者が誰が出ているの?」
「原作はどれぐらいヒットしているの?」

昨今、こういった言葉が判断基準となり、「人の目に触れる映画」が選らばれるているわけですが、選ばれなかった映画の中には『商業ベースにはのれないけれど文化的価値のある作品』はあります。
#商業主義を批判しているわけではありません


僕の絵本もそうです。

今になって10年前の作品が売れて(重版されて)いますが、長い間、まったく商業ベースにはのりませんでした。


僕の場合はたまたま別で収入があったからギリギリ食い繋いできましたが、そういった「救いの手」がなければ、映画『えんとつ町のプペル』が生まれることはありませんでした。


世の中には「芸術」を自称したウンコ作品(ウンチ才能)も山ほどありますが、瓦礫の山の中には【本物】も混じっていて、そこには「自力で這い上がってくる【本物】」もあれば、「手を差しのべることでようやく光を放つ【本物】」もあります。


歴史を振り替えると、ルネサンス期にメディチ家が支えた才能もそうですし、近年だと、吉本興業が小さな劇場を作ったことによって生まれた才能がそうです。


ダウンタウンは、『心斎橋筋2丁目劇場』という“たった146席”の小さな劇場が生みました。


劇場運営なんて基本赤字です。

それでも尚、全国各地に小さな劇場を作り続け、才能保護にコストをかけ続ける吉本興業の功績は計り知れません。

同じように、映画(映像)の世界にも、誰かが守らないと消えてしまう才能があります。

ビジネスマインドの強い人「甘い」と思うかもしれませんが、しかし、「環境を整えないと生まれない才能」というものがあるんです。


そういった想いから、個人で「ミニシアター」を立ち上げる方々がいますが、シアターの運営はなかなか難しそう。


新しく立ち上がって潰れ、新しく立ち上がっては潰れています。

キャッシュポイントが「チケット」「飲食」しかないので、経営が、お客さんの入りに大きく左右される為、集客に追われ……ついには「集客できる作品」を求めるミニシアターが現れ始めます。


こうなると、本末転倒。それは「スケールの小さな商業主義」です。

才能を守るには、別口のキャッシュポイントが必要です。

実花さんのMVには5000万円を費やしましたが、あれは視聴者さんからお金を頂戴したわけでも、YouTubeの広告費で賄っているわけでもありません。
オンラインサロンの売り上げから出ています。


なので、『再生回数』などどうでもいいのです。

年末に仕掛けている『天才万博』は、集客の為に「集客力のあるアーティストのブッキング」などは一切しません。

毎年お客さんは「誰が出るかよく分からない」という状態で会場に来られています。

つまり、アーティストでマネタイズしているわけではなく、文化でマネタイズしています。


なので、まだ商業ベースにはのっていないけれど文化的価値のあるアーティストを堂々と紹介することができます。


いいかげん、お察しだと思いますが、僕の次の野望は『ミニシアター運営』です。

もちろん、そこでは自分の作品も流しますが(絵本の動画とかも流したい)、まだ日の目を見ていない若手作家の作品や、サロンメンバーさんが仲間内に向けて作ったプライベート作品なんかも流したいです。


チケット代や、飲食代では家賃を賄えないことは重々承知で、ハナからその設計でいきます。

ミニシアター運営の裏側(プロセス)をサロン内で共有し、サロンの売り上げでミニシアターを運営します。

僕は、「文化的価値のある作品を輩出し続ける為のミニシアターの運営は、メインコンテンツの売上(チケット代や飲食代)ではなく、メイキングの売上でまわした方が、当初の理念を裏切らずに運営し続けられる」と見ています。


こればっかりはやってみないと分からないので、一旦やってみます。

さっそく今朝から閉館した物件(シアター)を検索し始めています。

世間から相手にされなかった夢が、再び命を宿す『プペルシアター』を2021年中には作りたいので、スタッフの皆様は勿論、シアター運営に詳しいサロンメンバーさんがいらっしゃいましたら、お力をお借しください。


面白い未来に全リソースを割きます。

現場からは以上でーす!


今回も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます。

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したっけねー!

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作成者
「くに」
https://html.co.jp/kunikuni0843

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