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「旅と創造/想像」ーささやかな日々の特別な時間 【旅・美術館・建築巡りの記録】

神無月のある日、お仕事で京都の後、秋休みで久々の東京へ。せっかくのお休みなので「その時の感覚を大切に/予定は詰め込まずに過ごしたい」と思い、今回は目黒界隈にて、東京都庭園美術館・旧朝香宮邸、旧前田家本邸(和館・洋館)を訪れました。
重要文化財にも指定されているこれらの場所を巡りみえてきたのは、それぞれの時代の荒波の中、彼らがどのように生きたいと願い、それを実現するための住まい(休息の場所でもあり、文化外交の舞台でもある)をどのように作り込み、その後人は/建物はどのような運命を辿ったのかということでした。

東京都庭園美術館では「旅と創造/想像 ーいつかあなたの旅になる」展が開催中で、まさに旅の途上にあった私には興味を惹かれる内容でした。
特に印象に残ったのは二階の書斎。作品展示の都合上、写真はないのですが、独特にそぎ落とされたお部屋の形、窓から差し込む陽光とそこから見えるお庭の景色、こだわりのインテリアに回転して向きを変えられるというユニークかつ重厚感ある机。
全体の展示作品を鑑賞後、この邸宅そのものをじっくりみたくて、再び最初に戻り結局二周しました。

大客室にて

街中にありながら、邸宅の外に出ると鳥がさえずり、趣あるお庭では神秘的な色をした水面に四季のうつろいが映し出されます。

日本庭園 水面の色が神秘的

東京都庭園美術館 https://www.teien-art-museum.ne.jp
(公式アプリで旧朝香宮邸音声ガイドを聴くことができます)
旧朝香宮邸の歴史を訪ねて https://www.teien-art-museum.ne.jp/archive/old_asaka/index.html

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