おてつたびの執行役員COOになりました!
こんにちは、川村邦光(かわむらくにみつ)といいます。
2022年7月1日に株式会社おてつたびの執行役員COO(Chief Operating Officer)に就任いたしました。
このnoteでは、いつもおてつたびを支えてくださっている事業者の方々、おてつたびに参加いただき、おてつたびのファンになっていただいているおてつびと(参加いただいている皆さんを私たちは、おてつびとと呼ばせていただいてます)、そして、おてつたびを応援していただいている全ての皆さまへ、自己紹介とご挨拶をさせていただければと思っています。
そして、前職がおてつたびに出資ご支援をさせていただいているVC(ベンチャーキャピタル)であったことから、株主としての立場から、なぜ、出資先の経営陣として参画するという決断に至ったのかもお伝えできればなと思います。
そもそも、おてつたびって?
そもそも、おてつたびってなに?どんなサービスなのという方へ簡単にサービスのご紹介をさせてください。
おてつたびとは、「地域の短期的・季節的な人手不足」に悩む農家や観光業などの事業者と「知らない地域に行きたい」「仕事をしながら暮らすように旅したい」など地域に興味がある旅行者(おてつびと)をマッチングするWebプラットフォームです。
これまで何をやってきたのか?
私は、1980年生まれで長崎県諫早市の出身です。
大村湾という内海に面する温暖な気候の土地柄で干拓による干潟や柑橘栽培(伊木力みかん)が有名な場所で、ここで高校生まで過ごしました。
大学は鹿児島で、4年間、桜島をのぞみながら学生生活を送ってきました。
社会人としてのスタートは、日本政策金融公庫という政府系金融機関でした。ここでは、主に中小企業の事業者の方々やスタートアップ企業・ベンチャー企業の方々への融資を通じて事業成長・地域への貢献を行なってきました。
各地域の商工会議所、商工会の方々とも連携させていただきながら、約11年間勤めてきました。
その後、農林中央金庫というJAグループの金融機関で主に農業領域の融資(認定農業者という行政の認定を受けた専業農家の方々や新規就農される方への融資)や農業法人への出資・ご支援に約5年ほど携わらさせていただきました。
2019年6月からは、栖峰投資ワークスという独立系VC(ベンチャーキャピタル)で投資責任者として、スタートアップ企業・ベンチャー企業への投資、サポートなどを行なってきました。
おてつたび代表永岡さんとの出会い
おてつたび代表の永岡さんと初めてお話させていただいたのは、2020年3月でした。
コロナの影響が急速に拡大していく中、マネーフォーワードのスタートアップ支援に携わる関連企業であるマネーフォワードシンカさんによって開催されたVCとスタートアップ企業のマッチングイベントにおいて、最初にお話させていただきました。
当時、今ほどの認知が浸透していなかったおてつたびでしたが、永岡さんのピッチを初めてお聞きした時に、直感的に「このサービスは間違いなく伸びる!」と感じました。
この時、永岡さんからトラクション(事業の実績)については具体的なお話はなかったのですが、それでも、伸びると予感するような内容だったことを鮮明に覚えています。
当時を振り返って、なぜそのように感じたのかを改めて言語化してみると、
私のこれまでの経験から、地域のお宿さんや農家さんは比較的、新しいことや物に奥手な傾向があり、特に東京のスタートアップ企業が地域の中に入り込んでいくことは難しいと考えていたが、その中でおてつたびは地域に溶け込んでいるようだった。
スタートアップ企業として急成長するビジネスモデルの一つであるweb系プラットフォームビジネスの原型が出来上がりつつあるように感じた。
この2点かなと思います。
そして、何より地域への熱い想いがビシビシと伝ってきたことを覚えています。
株式会社おてつたびへの出資
その後、永岡さんとおてつたびのTwitterアカウントをフォローさせていただき、どのように活動しているのだろうとウォッチさせていただいていたのですが笑、やはりそこでも衝撃を受けました。
おてつびとの方々が「おてつたび良かったよ〜」とツイートしているのはもちろん、受け入れておられる地域の事業者の方々も「おてつたびってセンスいいね!」とか「おてつたび良かった!」って仰っておられる方が多く、地域の方が積極的に発信したくなるほど気にいっていただけてるサービスなのかと感じました。
また、永岡さん自身が発信しておられる内容も、事業に直向きに向き合う姿勢、地域の課題を解決したいという一途な想いが表れていて、とても好感が持てるなと思っていました。(今も永岡さんのこの姿勢は、全く変わっていないです。)
Twitterでの動きを見ているうちに、「あ、これは資金調達に動くかも!」と感じ、改めて、永岡さんにコンタクトさせていただいたところ、まさに資金調達へ動き始めようとされているところでした。
そこで、再度、トラクションの状況やビジネスモデル・事業構想をお聞きしながら、コロナ禍にありつつ成長を重ねていくおてつたびに魅力を感じ出資をさせていただくことになりました。
出資後のハンズオン支援と決断
出資後は、JAへの同行訪問や連携先の開拓、社内週次ミーティングの参加をはじめ代表の永岡さんとの経営に関するディスカッションなど濃度高く共にさせていただき、積極的にサポートをさせていただきました。
その過程においては、スタートアップならではのハードシングスもありつつ、おてつたびはそれを乗り越えてきたと思います。
コロナの影響も少しずつ落ち着きつつある中、新しい旅のあり方や関係人口の創出というコンテキストにおいて、おてつたびは注目される存在となってきています。
まさに追い風の状況にあるといってもよいと思います。
一方で、事業成長とともにBizDevやCustomer Success、プロダクト開発、組織開発、コーポーレートガバナンスなどマネジメントレイヤーでの難易度は急速に高まってきており、永岡さん一人で担えるレベルを超えてきていると感じました。
今後、おてつたびがボードメンバーを強化していくにあたり、どのような人物像が必要とされるのかを永岡さんとディスカッションを進めながら、COOの必要性やその役割を定義していく中で、「もしかして、その適任は自分なのでは?」と思うに至り、永岡さんに私がCOOとしての役割を担えるのではないかとお話させていただき、今回の就任へと繋がりました。
正直にお話させていただくと、VCとして日々、スタートアップ企業や起業家の方々と接する中で、経営者としての責任や覚悟を負うことの重さは重々分かっていましたし、アーリーフェーズでスタートアップ企業の経営者となるリスクを考えると、簡単な決断ではありませんでした。
ただ、信頼し尊敬している永岡さんの経営者としての高い資質や、おてつたびメンバーひとりひとりのポテンシャル、おてつたびというサービスの潜在的可能性を考えた時に、スタートアップ企業の経営陣として参画するのであれば、おてつたび以外にはないとの思いから決断に至りました。
必ずおてつたびを正解にする、今はそんな思いです。
今後どうしていきたいのか?
おてつたびのコアコンセプトである、おてつびとの方々と地域の方々の出会いをどのように紡ぎ出していくのか・セレンディピティを創出していくのか、お互いの「大変だったけど行って良かった!また来ますね。」という声と「来てくれて、ありがとう。助かったよ。またいつでも来てね!」という声をより多くの方に実感していただけるようなサービスとしていきたいと考えています。
そのためには、Customer Succssの充実や最適化、プロダクトの磨き込みがより重要となってくるため、まずは、この領域にしっかりコミットしていきたいと考えています。
さらには、組織開発やバックオフィス系をより強固なものにしていくことで、筋肉質な体制を構築していきたい。
待ったなしの人口減少が進む我が国において、地域の人手不足の解消という課題はおてつたび単独でなしえることは難しいと考えており、地域の方々や想いに賛同いただける方々と手を取り合いながら、一緒にチャレンジしていきたいと思います。
ぜひ、このnoteをお読みいただいている皆さまのお力をお借りしたいです。
そして、おてつたびを地域を支える未来のインフラとして羽ばたかせていきます!
最後に…
おてつたびでは全方位で絶賛、仲間を募集しています!
グロースするスタートアップで、事業課題・組織課題に真正面から一緒に取り組んでくださる方を求めています。
まだまだ小さな組織なので、より幅広い知見やバックグランドを持った方々とご一緒させていただきたいです。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひご応募やコンタクトをしていただけると嬉しいです!
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