1000個メモしたら人生が好転しはじめた。
前回の『「何者かになりたい」は捨てたはずなのに』が多くの人に読んでもらえて、かつ、様々な反響を頂いた(ありがてぇ)。
他にも個別にDMいただけたり、会ったときに「この話したかったんだよ!」と言われたりととても幸福でした。
中でもよく言われたのが
「言語化がすごい!」
です。
自分としては特別なことをしているつもりはなかったんで、褒められるたびに「あれ、もしかしてこれ僕才能あるんじゃないか...」とニヤニヤしてたんですが、スマホでメモとってるときに
「何してるんですか?」
「いや、メモしてて」
「へー、どんなふうに?」
「これこれこうやって」
「おーいいですね!どのくらいの数メモしてるんですか?」
「んー1000個くらいかな」
「1000っ!?」
となって、あ、これか、と。
たしかに5年くらいやってて違和感あまりになくなってたけど、これたぶんめっちゃ効いてますね。これですこれ、才能でも何でもなかった。
前回のnoteも「IVSなんかもやる」ってメモから深掘りしてつくっていきました。
「メモどうやるの?」とも聞かれるのですが、ほんと全部メモしてます。ふと浮かんだこと、ネットで見つけたいい言葉、喋ってて違和感あったことなどをひたすらポンポンメモしていってます。
これによって得られたことは多いんですが、一番は自分が本当に感じていることと、今持っている言葉の中で一番近いものが合致していくってことでしょうか。
たとえば、人に会って「なんか嫌なやつだなこいつ」って思ったときに、「なんかイヤなやつだなって感じた」とメモする(性格悪いですね...)。
で、あとでそのメモを見たときに、なんで嫌だって感じたんだろう?と考える。上下関係を作ろうとしてくるのが嫌だったと気がつく。
じゃあ、それなんで嫌なんだろう?と考える。マウントになんかあんのかぼくは?と。嫌だった経験を思い出す。メモる。
的なのを繰り返していった際、最後には、嫌だと感じたのは目の前の人じゃなくて、過去の自分の嫌だった思い出が再び浮かんできたからであって、目の前の人は特に嫌なやつじゃない。
むしろ、マウントをとらないと生きづらい人かもしれない、よしよししてあげよう。みたいになってくる。
これは結論「いいやつ」みたいになってますが、逆方向ももちろんあって、それはそれで大事だなーって思ってます。
はい、で、やっと本題。
こういう話をしたら、「メモのとりかた教えてください!」って言われたので、ぼくのメモのとりかたを下記では説明します。今回は、ノウハウ系です。役に立ちます(?)。
事前準備
使うのは「Notion」と「Fast Notion」の2つだけです。
ともに神アプリなので、ダウンロードしておいてください(後で説明します)。
メモの保管方法
もうほんっとにいろいろ試しましたが、今はNotionが最強です。
特に、ギャラリービュー。
画面をフルにすると、15個のカードが一覧で表示されます。パッと全体を見て目についたやつを考えたり、一つ一つ読んでいって、順番を変えたり、加筆したり、2つを1つにがっちゃんこしたり、もう考えなくていいやつを表示しなくしたりをしています。
文章だけなのにギャラリービューなの?って思われるかもしれないですが、この一覧性とブロック感がたまらないのです。はい。
つくりかた
何も特別なことはしてません。データベースつくって、いくつかプロパティを設定しています。今はこの6個。
ただ、これはじめに作りすぎると、手間でメモ取らなくなるので最小限でいいかなって思っています。始めるときは、①ジャンル、②作成日(自動で入るから楽)、③もうみない、の3つでいいかなと。
あんまり普段Notionつかわないよーって方は、このnoteがわかりやすいです。簡単で便利なのでメモに限らずNotionつかうのオススメ。
※この方のは映画ノートの作り方ですが、単なる解説より、こういう好き!で作られてる作り方見たほうがおもしろいのでオススメです。
細かいTips
作成日はあったほうが、振り返りに便利
タグは初めは作らず、あとで同ジャンル増えたな−ってときに作るといい
Notionを使いたいんじゃない、メモしたいんだってことを忘れない
メモの仕方
基本的に全てスマホ完結です。
歩いてるときふと浮かんだこと、人の言葉で印象的だったこと、今日あった嬉しいこと、感謝してること、人に親切にできたこと、受け取ったこと、好きなマンガのセリフ、Kindleのスクショ、なんでもなんでも。躊躇しないことが何より大切。気に入らなかったら後で消せばいいので。
そんなときに、Notionのアプリ。遅い…。
いや、使い勝手はめちゃいいんですが、浮かぶ→メモるには対応できません。ページ選んで、書くとこ選んで、、そんなことしてたら浮かんだことなんて消えてしまいます。
そこで、Fast Notion。神アプリ。
1秒でメモれます。
アプリ開く→メモる→送信。
この3つが一瞬で。
メモり始めるまではほんとに1秒。
そのメモが、先程のNotionに保管されます。
このキャプチャ的には、「WANT」に飛びます。
僕は、「ScrapBox」って名前のところに飛ぶようにしていて、そこにタグなしで保管されます。
これもまたよくて、タグ無しは、自分としてそのメモをどこに置くのかを決定するまでそこにあるので、何度も振り返れます。消すことも含めて、メモの置所を強制的に整理できるのがとてもよい。
細かいTips
躊躇しないのが何より大切。こんなことでも?をメモしとくと後で思いがけなくいいことが起こる
本とかのスクショもいいけど、それみてどう思ったかも合わせてメモるとなおよい
Web記事はSave to Notion。ただ、それも自分のコメントありき
メモまでの速さをバカにしない。スマホのホームの一番押しやすいところに設置。1秒すぎると鮮度が落ちると心得ろ
メモの振り返り方法
ここまでできたら大量のメモができ、そしてそれは増え続けます。
これを振り返るところまでがワンセンテンスです。
ここは習慣なので、一番ご自身にあった方法がいいのですが、僕のやり方をご紹介しておくと
WebのNotionをタグに固定しておきます。
ここで超細かいけど、超有益なHowなんですが、固定タグの一番右にNotionを置いとくのです。そうするとですね、固定以外を全部消したときに常に目に入るのです。これで、強制メモ振り返りです。
一度目に入るようにすると、人は勝手に考え始めるので習慣化していきます。またタグを付けていない「未処理」でフィルターを掛けて保存しておくことで、ついついタグつけたりと整理したくなり、その結果として他のメモも見に行くという事が起こります。
人間弱いので簡単に習慣化できないかもですが、これだとPCが勝手に僕を習慣の奴隷にしてくれるのでオススメです。
それに加えて、僕の場合「メタ・ノート」という、毎日見ても足りないくらいの自分の在り方に影響を与えるメモたちを毎日朝のルーティーンとして見直してます。
それをどうやって習慣化したかというと、こちら「継続する技術」というアプリ。1つだけしか習慣を設定できない、他にはほとんど何もできない、ぼくらにできるのはこの習慣を身につけるだけだ、となるアプリです。最高です。
始まりの話とてもすき。
こうして、メモを日常的にとり、そして振り返る習慣が身につきました。あとはそれが結果として1000個とかになるだけです。
メモの効用
いいことたっくさんあります!
バズったり、良い仕事ができたり、自分のやりたいことがわかってきたり、ストレスになってたことがなくなってきたり、モテたり、豊かになったり。
だけど、そういうのを目的にしないほうがいいです。あくまで、それらの効用は結果。大事なのは、メモる事自体を目的にすることです。
本来楽しんですよ、メモって。何かのためにメモするって考えるから嫌になったりするけど、ただただメモしてそれ振り返っていくのって極上のエンタメです。しかも自分にしか作れない。この世に一つしかない最高の。
もっと遊びましょう。
メモすることで。
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