交流会が得意な人なんていない。
「交流会得意な人なんていないんじゃない?」
わたしが苦手だ苦手だと言ってたらそういう人が現れた。衝撃である。え、どういうこと?得意な人いないの?
彼は見るからに交流会が得意なのに。
「それでいうと、あなたも得意そうだよ」
なるほど。そういうことか。誰も得意ではないのに、得意な顔をして、得意でない場を乗り越えていたのか。
...じゃあなんだ「交流会」って。
何のためにやるんだ?誰もやりたくないのに。
目的がある人は動きやすいように感じる。というかそもそもそういうものなのかもしれない、交流会ってやつは。名前が「交流会」だから交流が目的のような気がするけど、目的はたとえば会社の製品を売ることだったり、お得に買うことだったり、有益な情報を手に入れることだったり。
書けば書くだけそうな気がする。というかみんなはわかってたのかもしれない。当たり前のことを何言ってるんだという感じなのかこれはもしかして。わたしはひとしきり悩んだけど。
だとするならすごくわかりやすい。売りたいものも買いたいものもないわたしは、交流会に参加しなくていいんだ。人との交流を、目の前の人との対話を諦めたくなかったわたしは、ここにいなくていい。居場所がないのも当たり前。ここは居場所じゃなかったんだから。
...じゃあ、対話したいわたしはどこにいけばいいの?
悩みは続く。
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