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ふと歩いていたら、松尾芭蕉のゆかりの地だった。

江戸時代、数々の名句や紀行文を残した
俳諧師・松尾芭蕉。
深川の庵を拠点に活動していて「おくのほそ道」の壮大なる旅もこの地から始まったそう。

松尾芭蕉が見ていた景色とは、今は違うんだろうけど、この辺りに立って、いろいろな言葉を思い付いたり、だれかと話したりしたのかな。

そう、ボクも楽描人だのコトバ描きだのって
言っているので、言葉には【言魂】があると思う。

(芭蕉庵史跡展望庭園)

なんかね、電車の中で女性同士で、身近な人の事を話ではあると思うけど。


「○○ってさーいい人だけど、顔キモイよねー」
「わかる!キモイよねー」をそこそこの声の大きさで話していた。

身近ないい人の顔がキモイで盛り上がっている、20歳も超えているだろう大人のはずなのに…

その「キモイ」を言っている時の二人の顔は、残念ながら歪んで見えたというか、それこそ「キモイ」がピッタリな顔だった。


なんだろう



人って、その人から発する言葉で
創られていくんじゃないかと思う。

いつも、キツイ言葉を発すると、眉も上がり強そうな怖そうな顔になる。

だから、その二人も
「キモイ」言葉で自分を創るより

「素敵」な言葉で自分を創った方がいいのに
なんて思った。



そう、素敵な『言の葉』の【言魂】で。

そうそう、この松尾芭蕉さん夕方になるとまた別の方角の景色を見ているんですよ。

Kumu

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