言語聴覚士 国家試験 第15回問題128 統計の問題

ST15回問題128

因子分析について誤っているのはどれか。

  1. 因子間の因果関係を分析する。

  2. 変数間の相関データをもとに分析する。

  3. 因子間の相関がないと仮定する方法がある。

  4. 尺度構成のために利用できる。

  5. 外的基準のある多変量解析の一種である。

 1. a, b     2. a, e     3. b, c     4. c, d     5. d, e

 答え:2

因子分析とはアンケート結果から性格を判断する方法と思うと分かりやすいです。

因子とは性格の特徴。例えば、特徴1「明るさ:明るいか暗いか」、特徴2「社交性:外交的か内向的か」を因子と呼ぶ、と思えばよいです。

変数とは、質問文のこと。質問1「週末は外出しますか?」質問2「友達は多いですか?」、このような質問文を変数と呼ぶ、と思えばよいです。

因子分析とは、相関関係がある変数から因子を見つけ出す方法です。分かりやすく言うと、

お互いに関係があるような複数の質問(相関関係がある変数)の答えから、その人の性格の特徴(因子)を見つけ出す方法です。アンケート用紙の複数の質問の答えから、この人は明るくて外交的、この人は明るいけど内向的、という性格であると判断する、ということをすることは因子分析です。

ST15回問題128について検討してみましょう。

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