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良く聞かれる質問

2023/09教室だより

あっという間の夏休みでした。
最後の1週間、教室ではくじ引き大会を行いました。出席する日ごとにくじ(写真のようなもの)を引けるので、月末はたくさんの生徒さんでごった返しておりました。毎年鈴が人気です。公文のバックに鈴をつけて教室にいらっしゃると、大きな鈴ですと、『神社のような音』がします。そうやって教室を神聖なものにしてくれてありがとう、といつも思っています。

さて、教室で保護者の方からの質問で良くあるのが、どうしたら、ご家庭でも前向きに集中して学習するようになりますか?というものです。

ご家庭でのことなので、非常にお答えが難しいのですが、『できている家庭はある』ので、できている家庭で何をしているのか、というのがヒントになるかなとは思います。

家庭学習ができているご家庭でしていること

①なるべく小さい時から学習を始めている

特に年少さん以下から始めているご家庭では、『やる』『やらない』という低レベルのことではもめない傾向にあります。
子どもが生まれたときから、育児への関心が強い。
そして、読み聞かせや歌い聞かせ、語り掛け等、赤ちゃんの時からの働きかけを熱心にし、最終的に公文の戸を叩くような方が一番伸びる。
小さい時からの学習に信念を持っている。グラグラしていない。

②親が勉強を第一と考えている

勉強が何より最優先、それと同時に身体を鍛えることにも意識が向いている、遊び第一と言っているご家庭で、家庭学習が順調に進んでいる子は少ない(あまり聞かない)。

③子どもを追いつめない、楽しく学習する雰囲気づくりが上手い

学習を苦行と思わせないような雰囲気がご家庭にある、
何より、お母さんやお父さんが明るいご家庭が多いです。子育てのプロセスを楽しんでいらっしゃる、結果だけを求めない傾向があります。
子どもがまだ甘えて自分でできないときも、笑い飛ばすような雰囲気で何だかんだと言いながらも、進度を思っているところまで進めていかれます。

④公文をするタイミングを決めている

1日の生活のスケジュールの中で公文をするタイミングを決めていらっしゃる、時間というより、何の後に公文をする、等ルーチン化している。やる、やらないという戦いに持ち込ませないようにする、このあたりが分かっている方は、心理的なものを活用していると感じます。

お家で頑張れなくても、信じてあげてほしい

当然教室には環境があり、先生や頑張る仲間がいます。
教室では頑張れている子がお家では驚くような行動・発言をしていたり、私もお聞きするとびっくりすることも。
場をわきまえている、賢い子なのですね。そうやって頑張っていることに、まずは拍手をしてあげてほしいのです。家では頑張れなくても、外で頑張れるいい子です。根気強く接して行けば、お家でも少しずつでも変わっていきます。

子どもは大人の鏡であること

教室で指導していて、いつも感じることなのですが、私たちが期待を込めて接してきたお子さんは必ず伸びています。声掛けも見つめる目線も変えてみると、そのように相手も反応します。
出来ない子に出来ないね、と言うのは違う、出来るんだよ、出来ているんだよと前向きな声掛けをする。
明るい保護者の子どもはなぜだか伸びます、それと似ていると思います。マイナスのこともプラスに捉えるような声掛けをしたら良いのです。

だから出来ない子がいたとして、それはその子のせいではなくて、周りの大人の責任です。

なぜ教室で頑張れるのか

よく教室に見学にいらした方が、『なぜこんなに多くの子が自分で頑張っているのか』を良く聞かれます。
聞くと、生徒からの質問が少なく、自分でやるぞという雰囲気が強く伝わってくる教室だそう。そのくせ、先生とよくお話もしていて、でもやらないという雰囲気ではなく、自分の勉強に戻った子は、そのまま集中して頑張っているということのようです。

いつも見ていると、そういうものかなと思ってしまっていますが、改めて言われると、理由を考えてしまいます。

聞いた話によると、『同じIQ同士のものは惹かれ合う』そう。
そう考えると、居心地がいいと思ってくれている者同士、同じくらいの賢さなのでしょうね。大体、子どもたちに座席を自由に決めさせると、ちょっと先を行っている子の隣とかに座りたがります。
不思議なことに、幼児さんも一人で頑張れるのです。
これには良く驚かれます。
もちろん、一人でできるように育てているのは当然、そうしていますが、自分でできるというのは、年齢問わず、自信を積み重ねて行っていることで、できるようになるのです。

家で子どもが公文をするような雰囲気というのは、学習をするような場所になっているか、ということです。
リビングでもいいのですが、子どもの視線がどこに向かっているのか、ちょっと観察してみると、どういう向きで学習をさせたらよいのか、その時の周りの状況をどうしてあげたらいいのか考えるキッカケになります。

壁を向かせるのが良い場合だったり、親が隣で本を読んでいるのが良い場合だったり、その家庭ごとに異なりますが、それぞれのご家庭にあった雰囲気づくりをされてほしいなと思います。
勉強は子どもの仕事!と言い切って、親は横でTVとかゲームとかというのが一番最悪な環境なので、そこは気に掛けてあげてください。

また教室では来年3月までの目標設定を教室で再確認中です。
目標を持って無理させすぎることなく、毎日コツコツやっていくこと。毎日の学習を以下にコンパクトに終わらせるかというのも、継続の秘訣です。継続して学習しつづければ、伸びていかれます。

家庭学習はとても大切なものです。やらなくて公文が順調に進む子はいませんので、ご家庭で悩まれた時は遠慮なく教室に相談してくださいね。東郷

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