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【日本人の勘違い?】労働時間と練習量


欧米人の労働時間は短い?


私はアメリカに本社がある外資系企業2社、
日本に本社がある国内企業5社の合計7社に勤めた経験があります。
その中で気付いたことがあります。

欧米人は生産性が高く、短い労働時間で成果をあげる


社会人をやっているとよく耳にする話ですが、これは「間違い」だと個人的に思っています。


何が間違いかというと、欧米人の中で組織全体の生産性をも上げれるような優秀な人々は、労働時間外でもスキルアップや人脈作りなどなど寝ている時間以外は働いている感じです。まぁ、当の本人はそこまであくせくしていないので働いているようには見えないのですが。


つまり、会社が定めた労働時間(9〜18時とか)の中では会社のメンバーとしかできない仕事をする。それ以外の時間(早朝や夜など)は個人でもできる仕事をする。そんなイメージです。

もちろん日本人・日本企業でも同じような働き方をしている人はいます。私が7年ほど在籍した株式会社リクルートはそんな人がウジャウジャいました。


寝ている時以外はほぼ働いているので労働時間だけでいったら超ブラック企業以外のナニモノでもありません。が、時にとても楽しそうに見えたりするので不思議です。(一方で、仕事で精神を病むアメリカ人も多いそうなので、全員が全員そうではないとは思います。リクルート人も病む人多めですし。)



さて、スポーツの話に戻しましょう。


欧米のスポーツにおける練習時間は短い?

前置きの労働時間の話で何を言いたいかは、わかってしまうとは思いますがスポーツのトレーニング・練習においても同じことが言えるのではないでしょうか。


つまり、練習時間が短いのではなく、

全員が集まって行う練習の時間は短い


だけだと思うわけです。


「個人の能力を高める練習?それは家で好きなだけやったら」

「チーム全員が集まれる時間は90分しかないんだからさ、チーム全員でやれる練習だけで良いでしょ」

欧米でのスポーツ・トレーニング経験のない私なので実際のところはわかりませんが、外資系企業における社会人経験から推測するに「ドンピシャでなくとも遠からず」な欧米人の感覚なのではないでしょうか。


そして、実はこんな風に心の中では言っているかもしれません。

「え、日本って練習時間は1日6時間だけなの?短いね。俺は家でやる個人練習を入れたら1日12時間はやってるけどね」


クリスティアーノ・ロナウドは「俺は24時間だけど」とか言いそうですが。

リクルート在籍時に奇跡的にもらえたC・ロナウドのサイン




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