見出し画像

災害の多様性「戦争災害 2」

「現実感」

戦争によって破壊された建物や戦死者・戦傷者の惨状を見ることがあっても部分的です。常に部分的な報道で終わってしまうのです。でも仕方がないのです。戦時中ならば一日中戦争のことを報じるでしょうが、今の日本は戦時中ではありませんし、他に報道しなくてはならないことが山積しているのです。でも大半は「どうでもいい」ことです。これらは大半が商品や企業の宣伝であったりします。

僕は、昭和32年生まれですから戦争の事は何も知らないんです。召集令状によって強制されて戦争に行かなくてはならない戦中はもちろん、大空襲から復興していく戦後数年間の状況を知らないのです。

ロシアのウクライナ侵略によって、日本も「ロシアの北海道侵攻」「中国の尖閣から与那国、竹富、石垣島への侵攻」なんて多少飛躍した妄想意見が飛び交って、すわ国防…という短絡的な声が高まる…なんてことはなくて、改憲派の政治家や親米保守層による陽動作戦であったりします。

お願いしますから、自分で確かな情報を取り入れてご自分と家族の命を守る決断をして下さい。僕はありきたりですが、まず外交による戦争回避に勤めるべきだと思います。

Googleマップから転載させていただきました

「たまには逆立ちして見る」

さて、上の地図は大陸と日本列島を逆さに見たものです。こうしてみると、日本列島は瀬戸内海に浮かぶ小島のようです。ロシアや中国から見たら、日本は、いかに小国であるかがわかると同時に、この小島のような日本列島全域に、米国軍が、太平洋戦争敗戦時から駐留していることが異様に思えます。というか、米国軍が日本列島のなかに駐留している理由がおわかりになると思います。それだけではありません。日本列島の海岸沿いには多くの原発があります。

ロシアがウクライナの原発を占領して立て籠もったりする理由が、よくおわかりになるでしょう。原発を攻撃したら放射能が流出(この場合の正しい表現がわかりません)して大変な事になるんです。世界中から攻撃者が批難されるんですね。日本の原発は、戦争における危険な「地雷」の役割を果たしているのですね。

見慣れた地図をボーッと眺めていては何も見えません。

北極点を上にした地図を見ていると「沖縄の米国基地が中国からの攻撃の歯止めになっている」と、沖縄ばかりに注目しがちですが、実は日本列島全体が米国によって埋設された地雷の役割を果たしているんです。

つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?