見出し画像

夢と現実の境界線

僕は、子どもの頃から、よく夢を見ます。それが高校生くらいになると夢を記録するようになりました。(僕にとって)残念ながら高校時代の夢記録は引っ越しの回数が増えるうちに紛失してしまいました。

夢は、実態のないものであり、潜在意識の現れやストレス負荷の解消によって見る…。あるいはデジャブ…? 若い頃、夢に現れる“被写体”たちは見知らぬ人物と風景であったりしました。もちろん主役は僕です。夢の中では僕以外が主役になり得ません。

画像1

少し前までは、具体的なストーリーのない、もしくは記憶の許すかぎりのツギハギな内容だったものが、かなり具体的で、辻褄の合う内容になりました。

夢記録は、起床した際に枕元にあるスマホやタブレットにメモするのですが、そこでは、ただメモするだけでなく、無理矢理に間隙を埋めて辻褄の合う内容に持っていくことも多かったのです。それでも夢ですから、仕上げてみると、大半のモノは、やはり内容はハチャメチャでした。修正の余地がないのです。

その要因は、夢の記憶が曖昧であるからとばかり考えていましたが、どうも違うようです。

最近では記憶メモだけ見ても、起承転結こそありませんが、まあまあの物語状態になっているのです。登場人物も、生存中の僕の家族だけでなく、故人である父母や会社の上司に、有名俳優さんなども数多く出演してきます。

画像2

もうひとつ気になるのは、夢の世界が、より現実性を増していることです。もしかしたら僕が夢だと思っている世界は現実で、目を覚ましてから日々生きている方が夢ではないか? などと思ったりします。

それとも僕は既に死んでいて、浮遊霊にでもなって世の中を蠢きまわっている、ああ、まるでナイトシャマランの映画「シックス・センス」(1999)のブルース・ウィリス(1955年3月19日生まれ)ような感じです。

ここ数日の夢なんか、向こう(夢の中のこと)で苦労して働き、電車やバスを使ったり歩いたりして移動してお客の企業まで行って頭を下げて営業し、取材したりしている。

一昨日などは、15時半に取材アポを取っていたものの、その時間には、取材先まで2時間もかかる遠く離れたところでウロウロしていて、電話連絡しようにも先方の電話番号がわからなくて凄く慌てていたり…もうドキドキものなのである。

画像3

慌てて、バタバタしているうちに決まって尿意を催し、便所を探して迷路のような巨大な建物の中で右往左往しちゃうのである。

それで結果的に覚醒しては、妻に「嗚呼、もう間に合わない。どうすりゃいいんだ!!」なんて言っちゃうのである。あ、昨日なんか妻が平気で盗みを働いてニコニコしやがるので「ヴァカモン!!」なんて怒りまくっては妻に軽蔑されたのだった。

お願いです。誰か教えて下さい。僕は現実の世界に存在しているのでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?