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レコード屋の先輩たち

僕が漫画のようなものを描いていた時代に、下手な漫画は収入にならないので、二子玉川の高島屋SCの中にあったレコード屋でアルバイトをしていました。

その時の販売員の先輩たちと和洋いろいろな音楽ライブに行ったり、聴いたことのないレコードを教えてもらったり、店長からはレコードの予約特典のオマケとなる“生写真”を撮影したりしていました。

撮影したのは、デビューしたての小泉今日子ちゃんや、北原佐和子ちゃん、真鍋ちえみちゃん、三井比佐子ちゃんの3人組のパンジーとか、石川秀美ちゃんなどでした。皆、可愛くてね。素人の僕なんかが撮影しても、ものすごく可愛く写るんですよ。やっぱり芸能人って違うなぁと感心しました。

で、そのレコード屋は25歳で辞めちゃうんです。すぐに大阪にある画材商社の正社員になって、池袋西武百貨店の画材売り場で働くようになるんです。レコード屋の先輩たちとは、その後も1年ぐらいは遊んだりしていたんですが、しばらくすると、自然に付き合いもなくなってしまいました。

その後、百貨店を辞めてから色々な業界の雑誌記者となって、最後に18年間勤めた出版社を辞めてフリーライターとなりましたが、仕事がないんですよ。貧困のなかで2011年には東日本大震災が発生します。ちょうどその頃にFacebookでレコード屋の先輩たちと再会するんです。

暇だったから先輩たちと遊ぶようになると「今度ライブやるから写真撮ってくれよ」と言われて、「はいはい、承知しました」ってライブ映像を撮るようになったのです。これらはその頃の映像です。会場は横浜の古いライブハウス「風鈴」です。

特に良いカメラを使っていたわけではないですが、結構キレイに撮れているんですね。もともと写真を撮るのが好きでしたから、頼まれれば丁寧に撮るんです。そこはバカのひとつ覚えみたいに「丁寧に」を連呼して国民をバカにしている政治家とは違うところです。

音楽にも色々あります。先輩たちの奏でる音楽は泥臭いロックなんですが、お時間があれば聴いてみて下さい。

そうそう、先輩たちとは、メールで連絡するくらいで、交流も希薄になりつつあります。3年ぐらい会っていません。早く新型コロナ収束しないかな?

※見出し写真は、美人に変るアプリケーション「FaceApp」を使って美人になったかみさんです。

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