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【読書感想文】「自分を愛すると夢は叶う」吉本ばなな・奥平亜美衣~ 引き寄せの法則を自分なりに分析してみた(2021.4.4)



4月3日の午前中、朗報があった。

私がここしばらく目標にしていた引き寄せが成功し感謝する。(バンド関連。具体的なことは各方面に配慮し割愛)
そこで浮かれてはいけないと思い、この本を読み返した。

願いを叶えるために私がしたことを思い出しながら、具体的にどこが良かったのか、何が引き寄せに重要なのかを自分なりに考えてみた。

まず言っておく。
私は『引き寄せの法則』を日頃より意識しているわけではない。
ある日、友人から尋ねられたのがきっかけ。
「くみさんは『引き寄せ』をことごとく成功させているようだけど、どうやってるの?」
私からすると寝耳に水。だって意識していないから。
「流れに逆らわないくらいかな。去る者は追わず来る者は拒まずというか」
さほど答えにつまるでもなく、そんな風に答えた。

私は個人的には、目標のために努力や苦労したとかの話をしないし、しているつもりもないから、端から見ればわりと簡単に達成してるように見えるのだと思う。

そういえば世間には『引き寄せの法則』なるものがあって、実践のメソッドが数々あった。
じゃあ、私もとりあえず1つくらいは学んでおこうかなと軽い気持ちで選んだのがこの本だ。

何故かというと、吉本ばなな先生と『引き寄せの女王』奥平亜美衣先生の対談形式の本だったからだ。
小説家の吉本ばなな先生が関わっているなら、作家としてやっていくヒントも見つかるのではないかと思った。

吉本ばなな先生というと、周知の通りの作家さんだが、私にとっては少し違う存在。
私はお姉様である漫画家、ハルノ宵子先生のファンだ。
小学生の頃から『アスリエル物語』『虹の王国』『プロジェクト魔王(アルドラ)』(未完の大作)などを読んで、この人は天才だと思っていた。
しかし、お父様が吉本隆明先生、妹さんが吉本ばなな先生だと知ったときは、「やっぱり血縁からの才能ってあるんだ」と子供心が打ちひしがれた思い出がある。
しかし今は、それより「自分には何ができるのか?」に気持ちが向いているから、そこまで気にはならない。

吉本ばなな先生の『引き寄せ』の意識を知りたくて、この本を選んだ次第。
『引き寄せ』の実践より、読み物として単純に面白い本だ。

私が今回、実践した流れは「part1 望みの叶え方」に添ったものだった。

今回の願いは自分で叶えるものではなく、相手に「こうしてもらいたい」というものだったので、相手に照準を定めてしまうと失敗する、というところまでは分かっていた。
自分がどうするか? という部分にスポットを当てた。
ただ、相手の顔を思い浮かべることだけは忘れなかった。

キーワード
・自分の「本心」に素直になる。
・「好きなこと」をあきらめない
・願いの実現に全身でコミットする
・流れにつながる「しるし」をつかまえる
・直感が来たら具体的に調べて深める
・「ハッピーエンドにする」と決める
・自分の中に「キレ」を持つ

私は目標を自分の「好きなこと」の成長に定めた。
その先に願いの実現があれば、それがご褒美だとした。もし叶わないとしても、成長は得られただろう。

流れのしるしは確かに掴んだ…相手が私と同じ思考だと気付いた時。

過去に関しては自信がなかった。過去には戻れないし、変えられない。
だが、今の感じ方や知識については自分次第で鍛えられると思い、気になった点は徹底的に調べて自分なりに解釈した。

ハッピーエンドに関しては、自分が目標を達成し、あるべき場所に立つことを何度もイメージトレーニングした。

キレに関しては、「知らないことは知らないと言う」くらいか。後は、他人の意見を伺うより自分の直感を信じること。

以上のように実践していった。

巻末の奥平先生のあとがきを読んで驚いたのが、

「吉本ばなな先生は憧れで、会うことは叶わない人」だったのが、会うことが出来た。
という内容。

これは、私が憧れたバンドのメンバーに会えたことや通ううちに馴染み客になったこと、SNSで繋がったことと似ている。
ライブハウスで会えるバンドマンと比較してはおかしいことなのかも知れないが、私は今回の件に関して、数年前から何回か断片的に予兆のようなものは感じていて、「これは、もしかすると先になにかあるな」という思いはあった。
そこから今の流れに連綿と繋がっている。

この件とは異なるが、具体的に成功した願いがあった。
推しバンドに向けて、無理を承知で希望する対バンの打診をしたところ、その場では難しいという返事だったのだが、一か月後に2マンが決定したと知らされ驚いた。
私は「言ってみるもんだな」と素直に喜んだ。
自分のわがままが通ったという風に捉えてはいけない。
これは、一ファンの私が提案した流れが、彼ら双方にとっても良い流れだったのだと思うようにしている。

更に奥平先生は、ばなな先生と話したことを「自分のだけの秘密にしておきたい」とも書いている。
私も全く同感だ。バンドのメンバーと話したこと、軽々しくは書けない。

もしかすると、私が引き寄せの教科書として奥平先生の本を選んだこと自体が、大きな引き寄せだったのかもしれない。

私には創作活動を充実させたいという目標があり、この本には参考になる章もある。
そこはまたの機会に熟読することにして、今回のバンド関連の願い成就に関して感謝の意を示したいと思う。


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