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自己啓発・コーチングセミナーの罠 その3  Toshiの「洗脳」を読んで

こんにちは!
ブラジル🇧🇷大好き💖くみこamobrasilです🥰

自己紹介はこちらです!

https://note.com/kumikobrasil/n/n4e61ee270718

前回、自己啓発系セミナーの派生について詳しく書かれている方がいらっしゃったので貼り付けておきましたが、

第1章 第1節 自己啓発セミナー概要 | 自己啓発セミナーの語られかた~集団内の自律と他律をめぐって (ameblo.jp)

元々はアメリカで始まり、日本に入ってきたものの、内容があまりにアレだったので、アメリカでは下火になり、日本ではわりと続いている、、、らしいのですが、

セミナーを受けたことがない方は、

内容がアレって、どれ?

って思われますよね。

こういったセミナーの内容についてはけっこうブログで書かれていることが多いので探すと出てくるんですけど、

たいていは、

2~3日どこかに宿泊して、
セミナーを一緒に受ける人とマンツーになったり、グループになったりして、
これまで自分が経験してきたつらかったこととか、
親との関係とか出来事をいろいろシェアして、

時にはマンツーの相手が親の役をやったり、
自分が逆の役になったり、

自分と向き合って、
その時親にどうしてほしかったのか、
その時の気持ちを親役の相手にぶつけてみたり、

また自分がその時の親の立場になってみて、
どうしてその行動をとったのか、
下の子(自分の弟妹)の世話が大変で余裕がなく、上の子(自分)につらあたってしまったけど、特に悪気はなかった、
など、当時の親の気持ちがわかったり、

セッションを通して
少しずつ自分の中の奥の方にあったわだかまりのようなものが解けていき、
自分を以前より肯定的に受け入れられるようになったりするようです。


タイトルでは「罠」という言葉を使って、
いかにもセミナー自体が悪いように書いていますが、
実は、このようなことは私がカウンセラーになるために受講した講座でもやっています。

なのでセミナー内容が100%まずい!ということではなく、
社会人になってから忙しく過ごす人にとっては
むしろ自分を振り返るいいきっかけになるのでは、と思っています。

懸念があるとすれば、
2~3日という期間、密な環境で、
セッションのやり方によっては恐怖を感じたりする人もいるのではないかと思いますけど。。。。


さて、いよいよ本筋の

それは

もうご存じ、

Toshiさんの

「洗脳」を読んでいただければわかってしまいます!!


いやいや、本の宣伝をしたいわけじゃないんです。


読んだのは最近なんですけど、

当時、Toshiさんの洗脳騒動があった時のこと、
実はあまり覚えてなくて、

すっぴんで、
服装もナチュラルで、
歌も優しく、
別人のように変わって、

当時私は

「本当の自分に戻れたんだね。よかったね。😊」

くらいに思ってたんです。

でも、この本読んで
「こっわーーーーーーー!!そうだったのかーー!!」

まさか、罵倒されて暴力を受けたりした直後に営業(どさまわり)に行き
あのような穏やかな歌を歌っていたとは、、、
想像すらできませんでした。。。


相手に家族など周りへの不信感を持たせ、次第に孤立させていく、
自分こそが信頼できる相手だと思わせ自分に依存させるようにする
お前のせいでこうなったんだ、と自責の念を植え付け罪悪感を抱かせる
罵倒や暴力で恐怖を与え、
密な空間に一定期間閉じ込め支配関係を強める、
睡眠時間を奪ったり身体的なダメージを与え、余計なことを考えさせないようにし思考能力を奪う
ここから離れたり逃げたらもっと悪いことが起こると恐怖感を与える



(オウムなどのカルト宗教、北九州監禁殺人事件などでも同じようなことがなされています)

他人に悪く思われたくなかったり、
もともと自責タイプの人が気づかずに沼っていってしまう気がします。


化け物アゴ男なんで言われても怒らなかったToshiさん、
あのXのToshiさんをショッピングセンターとか、人がちょっとしか集まらないような小さなイベントで歌わせるなんて、
てか、歌うに行くなんて、
(本読んでない人は読んでみてください!、、、あ、、宣伝してる)

本当にいい人すぎる。

高齢者施設などでの歌唱はとても感動される方もいて、それはそれでやりがいを感じていらっしゃったようなので、
お客様が多ければいい、というわけでもないんですよね。

マインドコントロールされていたとはいえ、
その謙虚さに感動しました。


Toshiさんは稼いだお金を全部持っていかれていたわけですが、
当時はご自身がセミナーの広告塔の役割もされていました。

自己啓発セミナーは一回受けてもその後、
アドバンスコースだとかなんとかで、
更にお金を払ってステップアップ?していき、
最後はエンロールといって、
知り合いとか友人とか家族とか、あとはその1で書いたように
街中で声をかけた人をセミナーに誘い、参加させてお金を払わせる、という仕組みになっている。
セミナーとしては常にお金を回収し続けなければいけないので、
新規の人をスカウトしてもらう必要がある。

他のブログの方も書かれていましたけど、
セミナーを受講していく結末は


新たな参加者を連れてくる営業マンの出来上がり!

となっているわけです。


言葉悪く言うと

このタイプのセミナーのトップは金づるをマインドコントロールして
自分たちに都合よく物事を運び私腹を肥やす。
自己啓発セミナーは表向きで、それにやってくる扱いやすい人たちを飼いならして、また新たな金づるを連れてくる奴隷に仕立て上げているだけ。


そして、私がその2で書いたAさんの違和感は、
ヒーラーなどスピリチュアルの分野でお客さんになった人を、次は自分のネットワークビジネスの客にしようとすることへの違和感でした。
癒しを求めてる人に、波動の水とか健康食品とかの販売は親和性が高く、
一度信頼関係を築いてしまえば、そっちの営業も楽でしょうから。


というわけで、少しでもこういった事実を知っておくと
何かあったときに、違和感を持てたり気づけるかな~と思います。


最後に、すべての自己啓発セミナーがこんな感じではないので、
自己啓発セミナー自体をディスっているわけではありません!

自分にとって相性が合うものが一番かなと思います。😊












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