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やるからやる気がでる
数年前に読んだ池谷裕二さんの本に、やる気があるから何か始めるのではなくてやりたくないことでもやり始めるとにやる気が出てくるので、とにかく始めることが大事とありました。
仕事では役所に提出する面倒な書類作りも期日が迫ってくると仕方なく始めるのですが、知らぬ間に集中してやっていて完成時には達成感を味わい、確か嫌々始めた仕事だったのにとおかしく思うこともありました。
年末の大掃除も寒いし他にすることもあるのにと思いながら、とりあえず窓拭きだけと思って始めたのに気がつけば床の拭き掃除もやってすっきりした気持ちになったこともあります。
私は昨年コーチングを知りました。当時社員間の人間関係の難しさを感じ、また採用での面接では前職の辞めた理由のほとんどが人間関係というのを聞き、人間関係、つまりコミュニケーションの大切さと難しさをひしひしと感じていました。コーチングはコミュニケーション技術、私も学べばもっと社員とのコミュニケーションもスムーズになり会社全体の人間関係もうまくいくかもしれないと思い学びコーチとなりました。それからは普段の会話や社員との面談でもコーチングで学んだことを取り入れ、以前よりは社員の仕事に対する思いをより聞けるようになったように思います。
コーチとしての勉強も続けていましたが先月は仕事の忙しさやや家族の行事でコーチングの勉強があまりできませんでした。そうするとコーチとして活動するやる気が失せ、学ぶ意欲もなく、自分はコーチに向いていないのではないか、コーチとして今の自分に何ができるのだろうとモチベーションがどんどん下がりコーチングの本を横目に過ごす日々でした。
昨日は本屋で平積みしているコーチングの本をたまたま見つけ読み始めました。
今まで学んだのに忘れてしまっていたことやコーチとして相手により寄り添い、投げかけことができる言葉や向き合い方など新たに学んだことを線を引きながらどんどん読み進めていきました。そしてもっと学びたいと思えるようになっていました。
昨日の午前中はコーチは向いていないと落ち込んでいたのに、1冊の本を読むことによって、よし!コーチとしてもっと学び活動していこうと思っている自分に気がつきびっくりしました。人のやる気は行動によって引き出されると再認識した1日でした。
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