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電子帳簿保存法に惑わされる

10月からはからインボイス制度が始まり来年からは電子帳簿保存法が義務付けられます。我が社にも昨年からこれらに関するセミナーのお誘いや対応する商品の紹介DMが届くようになりました。新聞やテレビでもインボイス、電帳法対応!の宣伝をよく目にします。

国税庁のサイトの説明だけではわかりにくいので、その宣伝を読んだり聞いたりして感じるのは、こうしなければならない、これは認められないなど多くの事例を挙げられ疑問点や質問が多く思い浮かぶなか、早く準備をしないと間に合いませんよーとせき立てられること。

こんなふうに感じていると、マイナンバー制度が始まった時を思い出します。
この時も企業は特定個人情報のマイナンバーを取り扱うため、こうしなければならない、できていないと罰則がありますと言われ、なんて怖いものを預かるんだろうと思った記憶があります。

その取り扱い注意のマイナンバーも社会保険や雇用保険の資格取得届には記入するので、窓口に提出すれば他人が目にすることになります。悪意があればマイナンバーが漏れることは考えられます。
当時、企業はもちろん個人にとってもあれほど厳重にマイナンバーの保管管理を言われていたのに、今となってはなんだか緩い扱い方だなと思います。

新たに法令が制定されるとそこに商品やサービスなどビジネスチャンスが生まれ大々的に宣伝してそれを売り込んできます。私たちは早く何か対応しなければならないような感覚になります。自社にとって必要なものは購入しなければなりませんが必要以上に宣伝に踊らされないように心がけています。

電帳法に関しては、担当の税理士さんも慌てて管理ソフトを買ったりシステム導入せずに様子を見ておきましょうとおっしゃったのでその通りにしていたらどんどん緩和され、金銭的にも作業的にも負担が少なくなって良かったです。



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