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2024年1月のまとめ

●今月のトピックス …… 恵比寿映像祭に向けて作品を制作
           NodeBoxにトライ

●作ったコード作品 …… Processing(61)・P5.js(30)  

動いてないとちょっとつまらない

今月は後半に厳しい風邪をひいて、計らずもデジタルデトックスをすることになってしまったので作品数は少なめ。
さらに恵比寿映像祭に向けて作っていた作品がオレンジと水色がテーマだったので、色目がそっち方向のものが多いです。

●今月のフィジカル作品 …… 出来上がったものはこれだけです。
自分のコードをそのまま写してみる、絶対にそこにプロッターとは違うノイズやグリッチが入るのをむふふ、となりながら作る変態。

画面上の方が横筋が強く見えますね

●今月の考察 …… 熱を出しながらコードとアートの関係について考えました。ちょっとややこし気味です。

他の方々がどうであれ、私にとってアートであるかどうかは、
自分が持っているテーマを深めつつ制作しているかどうか。

そして私にとって現代アートであるかどうかは、
死にゆく絵画のコンテキストを通過しているかどうか。
そこからどうやって回復して制作していくかのメソッドを持っているか。
(私はここで四半世紀を費やしておるのです)
出来上がったものに対する充分な自己批判があるかどうか。

なんでもありの現代アートでは、表面の形式はすぐに模倣されます。

簡単な例で言うと、例えばポロックのドリッピングを真似してみる。やりたいと思う人はどんどんやってみたらいいと思います。ただそれをちゃんと見る目を持ってないと。発表するかどうかはまた別の話で。
このやり方新鮮とか、やってみたいよ、と思って作ったものとポロックの作品の違いを「感覚する」ことができるかどうか。

余談ですが、ポロックが制作していた床がNFTとして切り売りされているらしいですね。ちょっと欲しい。

さて、私のテーマは常に絵画空間としての深さ、です。
遠近法とか、オプティカルな効果を超えて、絵画的に深いこと。
それが全部コントロールされていなくて、偶然性もあり破壊と再生が繰り返されること。

で、ここでコードと出会ってしまった私なのです(笑)
コード的に未熟であるが故に生まれてしまう、変な作品も1個も無駄にならず次に活かせるのも好みです。

2月は体調を整えてもう少したくさん作品を作りたいです。


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